Gourmet

免疫力を上げる牡蠣(カキ)。常備できる作り置きレシピ2つ

 キレイになりたい皆さま、こんにちは。美容活動、略して「美活」を強化しているにらさわあきこです。  朝晩の寒暖差が激しい今の季節、風邪をひかれる方も多いのでは? そこで、今回は私が普段から愛食していて、風邪時にもオススメな常備菜をご紹介します。

亜鉛は免疫力アップに効果的

 それは、牡蠣の常備菜です。牡蠣の栄養で有名なものと言えば「亜鉛」ですが、亜鉛には風邪を撃退するパワーがあるとされています(「亜鉛は全身の細胞に存在し、免疫システムが、侵入してきた細菌やウイルスを防御するのに役立ちます」厚生労働省「統合医療」情報発信サイトより)。 風邪には牡蠣を 日本では、風邪を引いたときには、「ビタミンCがいいのでは?」と思われがちですが、アメリカで行われた調査で最も効果的とされたのは亜鉛でした。その効果については、以前の記事でもご紹介しました。 【参考記事】⇒風邪っぽい時のオススメ食材3つ。虚弱ライターの実体験!  牡蠣は亜鉛の他、ビタミン・ミネラルがとても豊富で体に吸収しやすく、すぐに栄養になってくれるグリコーゲンも多いです。なので、弱っている時でも即栄養になることが期待できそうなのも推しポイント。  では、1日に何個食べるのがオススメなのかと言いますと、亜鉛の必要量は男性が12mg、女性が10mg。牡蠣1個はおよそ20gで含まれる亜鉛は2.6mgなので、1日に男性なら5個、女性なら4個が食べる目安と言えそうです。  牡蠣は一気に多く食べてしまいがちですが、亜鉛摂取のためには毎日少しずつ食べるのがよさそう。そこで、私はデイリーに牡蠣の常備菜を作っているのですが、これが風邪を引いた友人への差し入れとしても大活躍。日持ちするので、たくさん分けて少しずつ食べてもらえるのです。

オリーブオイル漬けは後かけ方式

 まずは、オリーブオイル漬け。牡蠣は鍋用に買う方も多いと思いますが、一気にすべてゆでて加熱してしまい、加熱した一部を常備菜に回すのです。 牡蠣のオリーブオイル漬け 生食するために買った場合でも、やはり一気にすべて食べるのでなく、1日の亜鉛必要量をカバーする4個食べたら、それ以外はしっかり加熱して常備菜に回すことをオススメしたいです。  ちなみに加熱に関して言うと、牡蠣にあたる主な原因はノロウイルスだと言われています。そして、ノロは85度以上で90秒熱すると活性が失われるとされています(食品の国際基準を作る国際機関、コーデックス委員会による)。  とはいえ、中心部までしっかりと熱を通すには5分は必要なので、調理の時には、まずは熱湯で5分間はしっかり火を通す。その後、保存の準備をしていきます。  常備菜に回す分は、冷めたあとキッチンペーパー水分をしっかりふき取ります。しっかり煮沸消毒しておいた密閉容器に牡蠣を入れたらオリーブオイルをひたひたになるまで注ぎ、しっかり密閉保存します。  味としてはアヒージョに近いですが、アヒージョは油で温めるものなので、厳密にいうと違います。私は、油は熱を加えないほうが栄養的にいいと思っているので、たいていの料理をまずはお湯でしっかり加熱してから、常温の油をかける「後かけ方式」にしています。
次のページ 
牡蠣の味噌漬けのコツもご紹介
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ