月曜断食+リュウジさんのレシピで本気でやせる実践プログラム
みなさんは「月曜断食」というダイエット法をご存知ですか? 体重が落ちるのはもちろん、胃腸の不調やだるさといった体調不良や肌荒れなどにも効能が見込めるという月曜断食は、手っ取り早くスリム&元気になりたい人の強い味方なようです。
先日、そんな月曜断食を取り組みやすく解説し、人気料理研究家・リュウジさんによる「月曜断食向けレシピ(月断レシピ)」も多数収録した『月曜断食ビジュアルBOOK』(Harriet Ginza総院長・関口賢さん著/文藝春秋)が2月6日に発売。今回は、そのメソッドを簡単にご紹介しましょう(以下、関口先生による解説)。
月曜断食とは、月曜から日曜までの一週間を[不食(断食)→良食→美食]のサイクルで過ごすというもの。詳しい内容は後ほど説明しますが、月曜は水だけで過ごし、火曜~金曜は野菜を中心とした良食を摂り、土日は美食として好きなものを楽しみます。この一週間のサイクルを繰り返していくことで、「デブ体質」から「やせ体質」へスイッチングしていけるのだとか。
東洋医学の考えをベースとした月曜断食の目標は、体を「ニュートラルな状態」に戻すこと。とくに肥満体質の人は胃腸や脳内でさまざまなものが過剰に分泌されているので、断食によって一度リセットする必要があるそう。ただ単に「断食=食事を抜いたぶんやせる」というわけではなく、リセットすることで体が本来の機能を取り戻し、結果的にやせたり体が快調になっていったりするのが月曜断食なのです。
断食をすると、一度胃腸が空っぽになりますよね。これが重要なポイントです。
そもそも食べ物は3~5時間かけて胃で消化されまずが、それほど時間をあけずに食事と食事の間におやつなどを食べてしまうことがありませんか? そうなると、胃は休むことなくフル稼働。消化能力がどんどん低下し、消化しきれず胃に滞留した食べ物が腐敗し始め、そこで発生した毒素が体にさまざまな悪影響を及ぼします。しかも、常に出続ける胃酸が脳に働きかけ、さらに食欲が沸き起こるという悪循環に……。
そして、食べ物が胃に貯蔵しきれなくなると、今度は腸まで消化不良の食べ物でいっぱいになり、腸で吸収しきれなかった栄養が脂肪へと変化し、体内に蓄えられていってしまいます。
このように、体型が気になっている人の多くは、食べすぎで胃腸が弱る→消化・排出機能が落ちて代謝が悪くなる→脂肪が燃焼されにくくなり内臓脂肪がたまって太る→体が重だるく疲れやすくなる→動きたくなくなる→さらに太る……という“でぶサイクル”にハマってしまっているのだとか。
長年の食事の摂り方により「でぶサイクル」にハマってしまった体は、脂肪が簡単には燃え始めません。だから、食べ物を完全にシャットアウトする、「断食」という強いキックを与える必要があるのです。
丸一日断食をすると、体は肝臓に蓄えられているグリコーゲンを使い切り、脂肪を燃焼しケトン体をエネルギーとして使い始めるという燃焼モードに切り替わります。
また、腸が空っぽになり悪玉菌のエサが消えると、腸内環境が改善されます。さらに、普段は消化に使っているエネルギーを体の回復・修復に使うことができるようなり、代謝と免疫力も向上します。
つまり、月曜断食に取り組むと、断食で胃腸を休ませる→体の修復・回復に使えるエネルギーが増える→腸内環境が整い免疫力が上がる→体の代謝機能が上がる→余分な脂肪がどんどん燃え始める→やせて太りにくい体質になる……という“やせサイクル”をつくり出せるようになるわけです。
Contents
そもそも月曜断食って何?
なんで「断食」をする必要があるの?
