――手軽に脱毛したくて「家庭用脱毛器を使う」という人も多いと思いますが、実際どうですか!?
のべちゃん:まったく
脱毛をしたことがない0の状態から、家庭用脱毛器で毛を完全になくすのは大変だと思います。家庭用脱毛器は誰でも安全に使えるよう、サロンの機械よりパワーが弱くなっているんです。
だから、毛が減るまでの期間がサロンに通うよりもどうしても長くなってしまう。それから、背中など手が届かない部分の脱毛は難しいですよね。「絶対に裸を見られなくない」「サロンには通えない」など事情がある方は家庭用脱毛器が向いていると思います。
――もともと体毛が薄い人なら、家庭用脱毛器でも毛を無くすことができそうな気がしたのですが……。
のべちゃん:一概にそうは言えないんです。サロンに来られるお客様に
「もともと毛が太くて濃いから、強い出力で当てて」と言われることもありますが、実はこの考えは大きな間違い。
医療や美容脱毛は黒いものに反応する仕様なので、毛が太くて濃いほど、弱いパワーでも光や熱をしっかり吸収してくれます。つまり、
毛が薄ければ脱毛期間が短くて済むという訳でもありません。なので「毛が薄いから家庭用でいいや」というのは理にかなってはいないんです。

――それは驚きです…!では、家庭用脱毛器のおすすめの使い方は?
のべちゃん:一通り脱毛をしたけど、微妙に毛が残ってしまった部分へのメンテナンスとして使うのがおすすめ。「追加料金を払ってやるほどじゃないな」と思う部分に、気になったタイミングで使ってみてください!
「通うタイミング」と「保湿」に気をつければ効率的に脱毛できる
――医療脱毛か美容脱毛の場合、少ない回数で脱毛を終わらせるコツってありますか?
のべちゃん:大事なのは「
通うタイミング」と「
保湿ケア」です。脱毛は、なるべく毛が生えそろったタイミングで行くと、たくさんの毛に当てられるので効率的です。
保湿に関しては、例え話なのですが、みずみずしい田んぼに生えている草と乾燥してヒビ割れている土に生えている草、抜けやすそうなのはみずみずしい田んぼに生えている草の方ですよね。肌も同じで、
乾燥していると毛穴が固まってしまって毛が抜けにくくなるんです。だから日々の保湿ケアが大切です。
それから、医療・美容脱毛は黒いものに反応する仕様なので、日焼けも避けたほうがいいです。実際、肌が白い方の方が脱毛の効果を早く実感しやすいということがあります。
――なるほど、草の例え話は納得です……!
のべちゃん:自己処理するほど毛が気になっているなら、肌のためにも脱毛してみて、と言いたい! ローンを組んだり何十万というお金を払わったりしなくても、今は美容院やネイルサロンのように1回全身8,000円ほどで手軽に通える「都度払い」の脱毛サロンも増えているので、取り敢えず物は試しで「脱毛」も選択肢に入れてみてほしいですね。
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それでも、「サロンで裸を見られるのが恥ずかしい」「VIOがツルツルだと温泉の時に気まずそう」、「そもそも通う余裕がない」というように脱毛に手を出せない人も多いはず……。ということで、次回は「自己処理の仕方」についてお届けしたいと思います。
【のべちゃんプロフィール】

元美容インストラクター・のべちゃん
クセ強め、見た目ゆるキャラな元美容インストラクター。
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<取材・文/増村ゆかり>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】増村ゆかり
美容ライター。コスメコンシェルジュ資格保有。美容・ダイエット・健康予防・メンタルケアなどの記事を執筆。