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コロナじゃないのに…花粉症で咳が止まらない女性の悲劇

マスクが買えなくて咳をしたら…

 佐藤さんのように花粉症が原因で「コロナを疑われた」という人は多いといいます。大阪のデパートに勤務する光川あいさん(仮名・29歳)もその1人です。 マスクが買えなくて咳をしたら…「鼻詰まり、くしゃみなど症状は色々あるのですが、今年はどこもマスク不足で買えないのが1番の悩みです。特にうちは接客業なので、社員もみんなコロナに対して敏感になっているようで、マスクが買えなかったのでマスクなしで出勤したら『光川さんって確か咳すごいしてたよね……』と陰で言われることも。  特に憂鬱なのは電車で、電車内で咳をしていると周囲からすごい目で見られるんですよね。大阪では冬場に電車の中で鼻をすすっているだけで見知らぬ人に『鼻かめよ!』と怒られるんです

休憩中にトイレでコソコソと鼻をかむ毎日

 薬を飲んでいても鼻詰まりから咳は出るし、さらに追い打ちをかけるように最近はティッシュペーパーなども品切れになっているし。最近は休憩中にトイレでコソコソと鼻をかむ毎日です。リモートワークならまだしも、花粉症患者にとって今は特に辛い状況ですね……」  こんな状況なので仕方ないことなのかも知れませんが、咳やマスクをしていない人に対して敏感になることもあると思います。しかし、彼女達のようにいわれのない言葉を受けて苦しんでいる人達も少なからずいるのです。企業もコロナハラスメントに対して対策を取るなど、こういうときだからこそ、みんなが思いやりを持って行動するべきなのかもしれませんね。 <文/結城> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
結城
ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。
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