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朝ドラ『エール』のビックリ初回が賛否両論。脚本家の降板はなぜ起こる?

 3/30より放送開始したNHK朝の連続テレビ小説『エール』。初回の平均視聴率が21・2%と前作『スカーレット』を超える好発進となりました。しかしその一方で、主役の窪田正孝さんとヒロインの二階堂ふみさんが原始人になったりフラッシュモブをするなどの斬新なオープニングはSNS上では賛否両論でした。  主人公・喜美子の人生を丁寧に描き、じんわり心に沁みいるように終了した前作『スカーレット』の余韻がまだ冷めやらないままに始まった『エール』。その前衛的な様子は、視聴者たちに大きなショックを与えたようです。
(画像:連続テレビ小説「エール」オリジナル・サウンドトラック プレスリリースより)

(画像:連続テレビ小説「エール」オリジナル・サウンドトラック プレスリリースより)

SNSでは脚本家の降板理由の憶測がとぶ

 放映開始前、『医龍』や『コード・ブルー』などのヒット作を持つ脚本家の林宏司氏が途中降板し、「演出家と脚本家の衝突が原因」と報じられたこの作品。オープニングの衝撃はSNSで脚本家降板理由についてさまざまな憶測をもたらしました(真偽は不明です)。 “脚本家が怒ったのは初期のシナリオを書き換えたせいと聞いたけど、このオープニングのこと?” “原始時代に書き換えたのか、逆に原始時代を書き換えようとしたのかどっちだ” “太古時代やモブフラッシュのシーンを追加されたことで脚本家が降板したなら仕方ない”  この初回について制作サイドは「今までとは違う朝ドラが始まるという感じ」という前向きなトーンで述べつつも、「1話は林氏が降板前に手掛けたもので、原始時代も彼のオリジナルのアイデアである」と明かしています。その、脚本家に責任を委ねるような言葉にむしろ両者の溝の大きさが察せられます。  また、物語のナレーションについても賛否がある様子。“(ナレーションの)津田健次郎さんの声がいい”と好評な一方で、“ストーリーを説明しすぎ。もっとサラッとでいいのに”、“せっかく熱演に見入ってもナレーションで壊される”などの批判も。これについても脚本家と演出家の食い違いがあったのでは?という憶測が上がっています。  制作上のトラブルは、視聴者が視聴する際の印象にも大きな影響をもたらしたようです。
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脚本家とのトラブルはなぜ起こる?
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