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肌の老化にブレーキをかける食事法、からあげには注意して|皮膚科医に聞く

 鏡で自分の顔をまじまじと見て、「以前と何かが違う……」と思うことはありませんか? 肌にハリがなくなり、目尻も頬も重力のなすがまま。小シワにはファンデーションが埋まり顔全体はくすんでいて……なんていうか解像度が低い写真のようなぼんやり感。
肌の老化を進める糖化、ケアするかしないかで3年後が大きく変わる

写真はイメージです(以下同)

 これが抗えない加齢か……と諦めてはいけません。いまから始める「糖化ケア」によって肌の老化にブレーキをかけることができるのです。  美容好き女子はすでに注目をしている「糖化ケア」について、皮膚科専門医であり、糖化ストレス研究センターで糖化研究にも携わる小林智子先生に伺いました。

未来の自分を変える「糖化ケア」

「糖化というのは老化の原因のひとつです。体の中で余った糖が熱によってタンパク質や脂質と反応して、「AGE(Advanced glycation end products:糖化最終生成物)」という老化物質を作ってしまう。この一連の反応を『糖化』と言います。  糖化反応はからだのあらゆるところで起こり、糖尿病やアルツハイマーなどさまざまな疾患の原因となります。この糖化が皮膚に起こると肌の老化が加速してしまうんです」(小林智子先生、以下同)
未来の自分を変える「糖化ケア」

小林智子先生

 肌のもちもち感をつくるのは、ご存じ、コラーゲン。このコラーゲンはタンパク質なので、糖化のターゲットとなってしまう。AGEがコラーゲンの質を変えてしまい、シワやたるみ、黄くすみなどを引き起こすのだそう。 「AGEはエイジングサインと呼ばれているものすべてに影響を及ぼします。また、肌のAGEが多い人ほど、紫外線によるダメージを受けやすくシミもできやすくなる。糖化は日常生活がダイレクトに反映されます。糖化ケアをするかしないかで、3年、5年、10年先の見た目年齢は大きく変わるということもわかっています」  時の流れにただ身をまかせていると、糖化によって作られたAGEはからだの中にどんどんと蓄積されていきます(恐ろしい……)。しかし、日常のちょっとしたケアで糖化は防ぐことができるのです!

糖化を進めるNGな食事とは?

 小林先生曰く、「糖化ケアのポイントは大切なのは、糖を体の中で余らせないようにすること」。まず、見直したいのは食事だそう。 糖化を進めるNGな食事とは?「AGEはからだの中で生成されますが、じつは3割は食べもの自体に含まれているんです。AGEが多い食べものの代表が揚げものやスイーツ。から揚げやトンカツのこんがりとしたあのコゲ自体がAGEなんです。パンケーキのおいしそうな焼き色もAGE。こうした食品を摂りすぎないことが大切です」  同じ食材でも、焼いたり揚げたりするのではなく、煮たり、茹でたり、蒸したりすれば、AGEは作られにくくなるそうです。たとえば鶏肉なら、焼き鳥だと水炊きの6倍、から揚げだと10倍、AGEは多くなるのだとか。ここまで差が出るとなると、調理法は意識したいですよね。また、糖化ケアにおすすめの食材はあるのでしょうか? 「食後、血糖値が急速に上がると、糖があまってしまいます。血糖値をあげない低GI食品を積極的に食べるといいと思います。ほうれん草・トマト、ブロッコリーなどの緑黄色野菜はおすすめですし、魚類や肉類も低GI値食品でかつ、タンパク質なので積極的にとりたいですね
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糖化とうまくつきあう食べ方
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