「1歳まで生きられない」と言われた猫・あるくが“奇跡の4歳”になるまで
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.27】
奇跡のにゃんこ。そう呼ばれ、多くの人から愛されているのは、ゆこさん(@h_jzg)の愛猫あるくくん。甘えん坊で人間好きなあるくくんは複雑な血管の異常と肝疾患を抱えながらも、たくましく生きています。
ゆこさんとあるくくんが出会ったのは、約4年前のこと。
「娘が友達との帰宅中、絶叫に近い鳴き声を発している生後1か月半ほどの子猫に遭遇しました」
子猫は肋骨が被毛の上から分かるほどガリガリ。腫れた顎には血の塊が見られ、足の肉球は皮が剥けていました。娘さんから助けを求められたゆこさんはミルクを持って駆けつけ、子猫を保護。
「風邪で鼻が詰まってミルクすら飲めなかったので、ひとまず連れて帰りました。安心したのか、その後2日ほど寝続けていました。」
治療のため、動物病院へ連れて行くとカルテを作るために名前が必要に。考えた末、自分の足でしっかり歩けるようにとの願いを込め「あるく」と命名しました。

それから2か月半後の朝、あるくくんは突然発作を起こし、先住猫ノッチちゃん(当時21歳/享年22)に対して攻撃的に。
他にも、振戦(ふるえ)や過食をし続けたり、よだれを垂らして鳴きわめいたりしていたため、すぐに動物病院へ。しかし、血液検査すらしてもらえず、「今は何もすることがない」と告げられたそう。
帰宅してもあるくくんの状態は良くならず……。ベッドでよだれを垂らしながら大人しく座る姿を見たゆこさんは「後悔したくない」と思い、高速で1時間ほどかかる夜間救急へ向かいました。
そこで分かったのは、肝臓の数値が高いこと。一泊入院し、点滴で数値を下げることになりました。
「翌日、最初に行った病院で詳しく診てもらうようにと言われたので、検査結果を伝えに行きました」
複雑な思いを抱えながらも、その病院でCTを撮ると、肝臓に腫瘍らしきものがあることや消化管から伸びている門脈からシャント(横道)ができて静脈に繋がってしまう「門脈シャント」が複数あることが判明。
医師からは「門脈シャントはこちらで手術できるが、この子には肝性脳症のせいで知的障害もある。1歳まで生きられないだろう」と言われました。
絶叫するガリガリの子猫を保護
検査で発覚した、とても珍しい症例

発作後にされた余命宣告
そこで分かったのは、肝臓の数値が高いこと。一泊入院し、点滴で数値を下げることになりました。
「翌日、最初に行った病院で詳しく診てもらうようにと言われたので、検査結果を伝えに行きました」
複雑な思いを抱えながらも、その病院でCTを撮ると、肝臓に腫瘍らしきものがあることや消化管から伸びている門脈からシャント(横道)ができて静脈に繋がってしまう「門脈シャント」が複数あることが判明。
医師からは「門脈シャントはこちらで手術できるが、この子には肝性脳症のせいで知的障害もある。1歳まで生きられないだろう」と言われました。





