妊娠中に飛行機&生モノ投稿でインフルエンサーが炎上。医師が指摘する“危うさ”とは
とある女性インフルエンサーのInstagramに投稿された内容が議論を呼びました。
妊娠中であるその女性は「妊婦さんはカフェインも生モノも運動もすべてやめて下さいと言われて違和感を覚えていたが、少し抑えていた」とした上で、「すべての妊婦さんに当てはまるわけではない」「(生モノは)もともと内臓が強い方はある程度大丈夫」と発信。
この発信に対し、ネット上には共感の声もある一方で、「妊婦さんが生モノを食べるのはリスクがあるのでは?」「『内臓が強ければ大丈夫』と言い切ってしまって大丈夫なの?」と疑問の声も上がっています。
今回は、インフルエンサーの医療にかかわる情報発信について、産婦人科医の重見大介氏(@Dashige1)に聞きました。
重見氏は「妊娠中であっても内臓が強い人であれば生モノを食べても大丈夫」という投稿内容について「一般的には推奨できない」と話します。
「生モノを食べてお腹を壊しやすいかどうかは個人差があります。ここで問題になるのは、妊婦さんの場合、お腹を壊してひどい下痢・嘔吐を起こしてしまった際に、点滴や薬の服用によってお腹の赤ちゃんへ影響がもたらされてしまう懸念があること。また、生モノを食べたことでリステリア菌などに感染してしまった場合、赤ちゃんの異常に直結してしまう場合もあることが医学的にわかっています」



