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P.ヒルトン、ピンクのビキニ姿が絶賛されるも…マウイ島でのバカンスに「最低」の声

 元祖お嬢様タレントのパリス・ヒルトンが、夫のカーター・リウム氏や生まれたばかりの息子とともに、ハワイのマウイ島で休暇を楽しんでいる姿がキャッチされた。マウイ島西部では今月8日に山火事が発生し、死者数は100人以上、行方不明者約1000人以上という、過去100年のアメリカ史上最悪の惨事となっている。現在、被災地への渡航延期が求められ、ハワイ出身の俳優も「今はマウイに旅行しないで」と呼びかける中、マウイ島に滞在していたパリスに対し厳しい視線が向けられている。

「空気読めよ」短パン・水着ではしゃぐ姿に批判殺到

 英タブロイド紙『デイリー・メール紙』は、大規模な山火事が発生したマウイ島で、パリスが夫や息子とともに休暇を過ごす様子を捉えた写真を掲載。火災で大きな被害が出た後も、現地にとどまってバカンスを楽しんでいたと報じている。  同紙によると、パリスが家族と一緒にマウイ島に来たのは今月8日。西部の観光地ラハイナで山火事が発生したのと同じ日だったという。  一家は、火災現場から車で30マイル(約50km)ほど離れたリゾート地・ワイレアに滞在し、生後7か月になる息子とビーチで水遊びをしたり、夫婦で手をつないで散歩したりしている様子がキャッチされた。さらに、ビーチでキスしている夫婦の姿も激写された。  史上最悪の大惨事に見舞われたマウイ島ではしゃいでいる2人の写真が広まると、ネット上では「最低。観光客は島を出るよう言われているのに」「空気読めよ」「バカなの?」と非難の声が殺到した。

マウイはいま、バカンスを過ごす場所ではない

 山火事で甚大な被害を受けているマウイ島西部への観光について、ハワイ州観光局は不要不急の旅行を当面控えるよう勧告している。また現地のホテルは、従業員や避難者、災害復旧の関係者に客室を提供するため、予約を一時停止。現地にいる観光客に対しても、「必要な人々のために宿泊施設を空けてほしい」と要請している。  ハワイ・ホノルル生まれの俳優ジェイソン・モモアも、SNSに「マウイ島に旅行しないで」と投稿。「マウイはいま、バカンスを過ごす場所ではありません」「私たちのコミュニティは、癒し、悲しみ、回復する時間を必要としています。現在非常に限られている大切な資源を使う観光客は少ないほうが良い。そういう状況なのです」と訴えている。  こうしたなか、現場からは少し離れているものの、同じマウイ島でリゾートを楽しんでいる様子がキャッチされたパリスやリウム氏。
パリス・ヒルトン

マウイ島旅行で批判にさらされているパリス・ヒルトン

「こんなときに不謹慎じゃないか」といった厳しい声が相次いだが、一方で「観光客の出入りが制限されているのはマウイ島の西部だけで、パリスが滞在しているエリアは特に問題ないのでは?」といった意見も。  ハワイ州観光局が8月13日に発表したお知らせによると、マウイ島西部以外の地域への旅行については「現時点では影響はありません」としている。  実際、マウイ島には今でも観光客が多数滞在している模様。ただ、多くの命が失われ、家を追われる人も多い中、観光客がビーチで泳ぐ姿を見て反発を覚える住民も少なくないという。ある住民は英BBCに対し「3日前、私たちの仲間が海で命を落とした。その翌日には、同じ海で観光客が泳いでいた」とやり切れない思いを語っている。  ハワイ州観光局は、「ハワイを訪問する際には、被災したマウイ島西部のコミュニティに対し、配慮と敬意を払うようにしてください」と呼びかけている。
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