「クビにした方がいいかな?」失敗ばかりの新人女性が…1週間で“支配者”に! 飲み屋で起きた逆転現象が怖すぎた
「こんな人だと思わなかった……!」友人や同僚の意外な一面を見て驚いた経験はありませんか?
今回ご紹介するのは、友人のピンチをきっかけにスナックで働くことになった女性のそんな体験談です。
2つ目のエピソードです。主婦の北原咲子さん(仮名・41歳)は、急にスナックでアルバイトをすることになりました。
「昔から仲の良い、女友達の瑞稀(仮名・39歳/フリーライター)が婦人科系の病気になってしまい、手術のために入院することになったんですよ。それを機にバイトしていたスナックを辞めることになり、その穴埋めのために『新しい子が入って慣れるまでの間だけお願い!』とバイトを頼まれて、せっかくだし働いてみることにしたんです」
咲子さんは水商売未経験でしたが、そのスナックには瑞稀さん目当てで何度も飲みに行っていたので、従業員とも顔見知り。客層も呑気な人が多いことが分かっていたため、抵抗感なく始めることができたんだとか。
「夫は下戸で一緒に飲んだりできないので、この機会にお店になるべく馴染んで、新しく入ってくる女性とも仲良くなって、瑞稀がいなくてもひとりで気楽に飲みに来れるようになるのが目的でした」
そのようにして週3ペースで働き始めた咲子さんでしたが、思っていたよりすぐに新人さんが入ってきたそう。
「茉奈ちゃん(仮名)という24歳の子で、昼間は派遣社員をしていると言っていました。お店の前に貼ってあるバイト募集の貼り紙を見て電話してきたそうです。隣の駅に住んでいて歩いて帰れるということですぐ採用になりました」
そして咲子さんはマスター(48歳)に「茉奈ちゃんは地味な印象だし口下手だから、もっと垢抜けて明るくなるように指導してよ」と頼まれてしまいました。
「私は水商売について教えてあげられることはないけど、お客さんやマスターやボーイのヒロくん(仮名・29歳)から『歳よりすごく若く見える』とよく褒めてもらって最近自信がついてきていました。なので仕事中に着るワンピースを貸してあげたりヘアスタイルやメイクなどのアドバイスをしたりして、茉奈ちゃんがもっと華やかになるように協力しようと思ったんです」
茉奈ちゃんは真面目な性格で、マスターや咲子さんの言ったことをメモに書き留めて一生懸命に覚えようとしているようでしたが、なぜかとてもミスが多かったそう。



