50代以降は「健康を気にしすぎる必要はない」。豊かな老後を迎えるための過ごし方
50代を過ぎても、将来の不安におびえず、毎日をイキイキ健康的に過ごしている人にはどんな秘訣があるのか――。そのポイントは「できるだけ老後に対して具体的なイメージを持ち、余計な不安を捨てること」だと指摘するのは、人生を豊かにする50代以降のお金の使い方を論じた『ゼロ活 ~お金を使い切り、豊かに生きる!~』の著者であるファイナンシャルプランナーの井戸美枝先生です。
50代以降、日々の自分の老後を明確にシミュレーションし、充実した人生を生きるための秘訣をご紹介します。
(本記事は『ゼロ活 ~お金を使い切り、豊かに生きる!~』より一部を抜粋し、再編集したものです)
ゼロ活ライフを楽しむためには、「健康寿命を延ばす」という考え方もありかもしれません。
適度な運動や食事の節制などは、日ごろから意識しておきたいものです。しかし、50~60代くらいになったら、過度に自分の健康状態を心配しすぎるのは、逆効果ではないかと思っています。
たとえば、あなたは健康診断を積極的に受けていますか? あるいは、あまり受けていないほうでしょうか?
私は50歳を過ぎたころから、歯科検診や眼科検査、血管の状態を調べる検査などの最低限の検査はするものの、健康診断や人間ドックを受けることは控えています。
なぜなら、ある程度の年齢を重ねると、健康診断で新たな病気が見つかったとしてもその情報が必ずしもプラスに働かないからです。
検査で何か異常が見つかると、当然、治療や薬の服用が始まりますが、それが必ずしも人生を豊かにするとは限りません。むしろ、薬や治療で生活に制限がかかりストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
また、人間の身体は歳を重ねれば、必ずどこかに問題が出てくるもの。すべての病気や異常を完璧に予防することはできません。病気に怯えて検査を繰り返すよりも、最低限の検査や予防をしながら元気でいられる時間を最大限に楽しむことのほうが大切ではないでしょうか?
もちろん、定期的な健康診断が重要だと感じる人にとっては、それが正しい選択です。ですが、私のように一定の年齢になったら自分の健康のことは過剰に気にせず、気楽に生きていくスタイルを選択する道もあります。年齢を重ねたからこそ、自分自身の心地良さを第一に考えて、前向きに毎日を楽しんでみてほしいと思います。
日々、自分の身体機能の数字の推移を記録してみるのもおすすめです。
自分自身の身体の状態を具体的な数値で客観的に見るのは、なかなかおもしろいものです。
私は、毎日自分の体内年齢をチェックしています。
ほかにも、毎日の歩数や睡眠時間も記録しています。
特に睡眠については、できるだけ7から8時間眠ることを心がけ、夜の外食も極力避けています。若いころとは違い、一度体調を崩すと元に戻すのに時間がかかるからです。
日々の数値を細かく追いかけるのは、ちょっとしたゲーム感覚でもあり、周囲に迷惑をかけない、自分ひとりでひっそり楽しめる趣味のようなものです。
50代以降、日々の自分の老後を明確にシミュレーションし、充実した人生を生きるための秘訣をご紹介します。
(本記事は『ゼロ活 ~お金を使い切り、豊かに生きる!~』より一部を抜粋し、再編集したものです)
健康を気にしすぎる必要はない

画像はイメージです(以下同)
自分の身体の数値の推移を記録する
日々、自分の身体機能の数字の推移を記録してみるのもおすすめです。
自分自身の身体の状態を具体的な数値で客観的に見るのは、なかなかおもしろいものです。
私は、毎日自分の体内年齢をチェックしています。
ほかにも、毎日の歩数や睡眠時間も記録しています。
特に睡眠については、できるだけ7から8時間眠ることを心がけ、夜の外食も極力避けています。若いころとは違い、一度体調を崩すと元に戻すのに時間がかかるからです。
日々の数値を細かく追いかけるのは、ちょっとしたゲーム感覚でもあり、周囲に迷惑をかけない、自分ひとりでひっそり楽しめる趣味のようなものです。
1
2


