日本人の3人に1人が栄養不良…「食生活改善のカギ」は“栄養豊富なフルーツ”にあった!
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大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンステージ」で8月5日、一般財団法人日本栄養実践科学戦略機構(NUPS)主催のトークセッションが行われました。
ステージには、NUPSの代表であり日本栄養士会会長の中村丁次さん、キウイフルーツの輸入販売で知られるゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社(ゼスプリ社)の猪股可奈子さんが登壇。晴れ渡った夏空のもと、来場者を前に「日本人の3人に1人が栄養不良! 解決の決め手は?(※)」をテーマにしたトークを展開しました。
(※) 厚生労働省「健康日本21(第三次)」の「栄養・食生活に関連する目標」における 「BMI 18.5以上25未満(20歳以上64歳まで)およびBMI 20を超え25未満(65歳以上)の者の割合」の「現状値 60.3%」をもとに算出。

トークセッションの担い手となったゼスプリ社は2017年より、中村さんが代表を務める日本栄養士会主催の「栄養の日・栄養週間」に協賛し、これまでのべ約160万人に対して、管理栄養士や栄養士による食事栄養指導、キウイフルーツの提供を行ってきました。
さらに、2030年までに「栄養価の高いキウイフルーツ60億食分」を通して、誰もが栄養バランスのとれた食事を楽しく手軽にとれる社会を目指し、2024年には日本栄養士会の後援で「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」を設立。
全国の小学校や学童、こども食堂にキウイ10万食を提供する「キウイforキッズ」、テレビCM曲『新! おべんとうばこのうた』によるいつものお弁当にフルーツを加えるだけで、手軽に栄養たっぷりなお弁当が作れることの啓発にも取り組んでいます。
日頃から連携する両者のトークセッションで、栄養不良について解説したのは中村さんです。一般的には、摂取した栄養が不足する「低栄養」がイメージされますが、実は過剰に栄養を摂取する「過栄養」も含まれるそう。
長寿大国の日本でも「やせすぎ」と「肥満・メタボ」が共存しているように、世界各国で「栄養不良の二重負荷」が健康面での課題になっていると伝えました。
また、社会では「やせればやせるほど美しくなる」という風潮もありますが、過度なダイエットは「骨粗しょう症や糖尿病のリスク」が高くなると、中村さんは警鐘を鳴らします。
栄養不良にまつわる世代別の問題もあり、中高年層ではメタボからの「生活習慣病」を誘発する可能性も懸念され、「太るのは不健康」と考える高齢者は反対に、食事を抑えてしまい、「やせすぎて体の機能が落ち、介護が必要になる状態」もありうると伝えました。
中村さんに続いて、ゼスプリ社の猪股さんは、同社が2024年6月に行った1万人を対象とする「栄養や食生活に関する調査」の結果を紹介。猪股さんによると、同調査では「栄養バランスのとれた食事をしたい」と考える人が「9割以上」にのぼった一方、毎日、実践できている人は「2割程度」にとどまる結果となりました。
この結果を受けて、3人の子育てにも励む立場から背景を解説したのは猪股さん。毎日が忙しく、子どもや家族がいない時間での「個食」によって、つい簡単な食事で済ませてしまう習慣、さらには昨今の食品価格の高騰などさまざまな理由が考えられると言及。
また、そもそもの「栄養に関する知識不足」もあり、「食事や栄養バランスは生活の根本にありますが、毎日いろんな種類のものを作って食べようとしても大変」と、働く母親の目線での見解を述べました。
栄養バランスのとれた食事とは「栄養素を過不足なく摂れている食事」だと、解説したのは中村さんです。
体の「エネルギー源」となる炭水化物や脂質、たんぱく質。骨などの構成に不可欠なミネラル、調子を整えるビタミンや食物繊維など「40種類」もの栄養素を意識的にバランスよく摂取し続けるのが難しくとも、「無理に偏食をなくそうとせず、日頃から『あれもこれも』と自然に食べる習慣を持つこと」を意識するように伝えます。
さらに、中村さんは「たんぱく質、食物繊維、カリウム、鉄、カルシウム」が、日本人は特に不足しがちだと解説。その解消策として、果物の摂取をすすめます。
数ある果物の中でもキウイフルーツは「ビタミンC、食物繊維、カリウム、葉酸など10種類の栄養素」がバランスよく含まれているとゼスプリ社の猪股さんも紹介します。キウイフルーツは、特定の食品を100g食べたときに、重要な栄養素17種類を摂取できる割合「栄養素充足率」も高い食材とのこと。
日本で主に流通するのはビタミンCが豊富な「サンゴールドキウイ」、不足しがちな食物繊維が補える「グリーンキウイ」、春のわずか2か月ほどの期間限定の味で赤い果肉にアントシアニンが詰まった「ルビーレッドキウイ」の3種類。理想は1日2個ほど食べることだそう。
その後、MCを務めていた野菜ソムリエの竹下裕理さんは、隠し味として「カレーに入れる」など、おすすめの食べ方なども披露しました。
トークセッション終盤には、中村さんがゼスプリ社との「栄養改革プロジェクト」を通して、「日本の栄養課題の解決に力を尽くしていきたい」と強調。ゼスプリ社の猪股氏も「栄養改革プロジェクトはまだ始まったばかりです。今後は一緒に進めるパートナーを広げながら、長期的に日本の栄養・健康課題に真剣に取り組んでいきます」と意気込みを語りました。
学び多いトークセッションのあとには、キウイブラザーズもステージを盛り上げたクイズイベントを実施。来場者が次々と出題される2択問題に挑戦し、会場ではお土産のキウイフルーツを手にする人びとの笑顔も目立ちました。
<取材・文/カネコシュウヘイ 提供/ゼスプリ インターナショナル ジャパン>

「低栄養」だけでなく、「過栄養」も社会問題に
日頃から連携する両者のトークセッションで、栄養不良について解説したのは中村さんです。一般的には、摂取した栄養が不足する「低栄養」がイメージされますが、実は過剰に栄養を摂取する「過栄養」も含まれるそう。
長寿大国の日本でも「やせすぎ」と「肥満・メタボ」が共存しているように、世界各国で「栄養不良の二重負荷」が健康面での課題になっていると伝えました。
栄養バランスのとれた食事を毎日、実践できている人は…
日本人が特に不足しがちな栄養素、解決策は?
「日本の栄養課題の解決に力を尽くしていきたい」
トークセッション終盤には、中村さんがゼスプリ社との「栄養改革プロジェクト」を通して、「日本の栄養課題の解決に力を尽くしていきたい」と強調。ゼスプリ社の猪股氏も「栄養改革プロジェクトはまだ始まったばかりです。今後は一緒に進めるパートナーを広げながら、長期的に日本の栄養・健康課題に真剣に取り組んでいきます」と意気込みを語りました。
学び多いトークセッションのあとには、キウイブラザーズもステージを盛り上げたクイズイベントを実施。来場者が次々と出題される2択問題に挑戦し、会場ではお土産のキウイフルーツを手にする人びとの笑顔も目立ちました。
<取材・文/カネコシュウヘイ 提供/ゼスプリ インターナショナル ジャパン> 



