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「他力本願な思考はポカホンタス」Number_iが炎上した本当の理由。ミセスの「コロンブス」騒動との明確な“違い”とは

Number_iの新曲「幸せいっぱい腹一杯」の歌詞をめぐって議論が起こっています。 <他力本願な思考はポカホンタス>というフレーズが、アメリカ先住民に対する差別的な表現になりかねないと、批判にさらされているのです。 騒動を受け、所属事務所TOBEの代理人弁護士がコメントを発表。Number_iの楽曲に差別する意図はなかったとしながらも、「今後も多様な文化や価値観への配慮を意識しながら、表現のあり方について慎重に検討を重ねてまいります」とし、騒動は収まりを見せています。

“差別的な表現”が炎上。過去のミセスの炎上との“違い”

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画像:株式会社コーセー プレスリリースより(PRTIMES)

同じアメリカ先住民に対する表現が問題になったことで、Mrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)の「コロンブス」MV騒動を思い出した人もいるかもしれません。しかし、ミセスは、映像全体を通して白人が猿などの動物に文化を仕込んで幸せに導くというコンセプトが深刻に受け止められたために、イギリスのBBCが報じるほどの大問題になりました。 さらに言えば、Number_iとミセスでは、こうした表現に至った経緯そのものが異なるため、同じ炎上でも意味合いが異なります。ミセスの「コロンブス」は、悪ノリを止める大人やチェック機能がなかったことが問題であり、いわばハード面での不備といえるものです。
Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」

画像:Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」Official Music Videoより

一方で、Number_iの過ちは、彼らの攻め込んだアーティスト性、作風にとって切実だったからこそ起きてしまったソフト面での事故です。そこがミセスとの大きな違いです。
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“炎上”から見えるアーティスト性の“限界”とは
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