「4位が私で、3位が小学生の男の子」原田美枝子がハマる意外な趣味。必死だった30・40代を経て、いまが「結構楽しい」理由
数々の主演女優賞を受賞した『愛を乞うひと』(1998)のほか、『火宅の人』『絵の中のぼくの村 Village of Dreams』『雨あがる』『百花』など、多くの代表作を持つ原田美枝子さん。2026年1月期はドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』『リブート』に出演しています。
スクリーンでは短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」の第8弾が公開。親友の松田美由紀さんが監督・脚本・編集を務める『カラノウツワ』に主演しています。そんな原田さんに、作品のこと、さらにライフステージの変化によって感じてきたことを聞きました。
――『カラノウツワ』では、原田さん演じるパチンコ店常連の女性・文子と、若い店員・土井(佐藤緋美)の交流が描かれていきます。途中、ふたりが木の枝を触るシーンに、特に共感しました。
原田美枝子さん(以下、原田):木の枝と握手しているような、あの感覚って分かりますよね。
――そしてその奥に、人と繋がりたいという彼らの寂しさや切なさを感じました。
原田:そうですね。文子も土井くんも、ともにすごく孤独な人ですから。
――その孤独なふたりが出会って物語が進んでいきます。監督は原田さんの親友でもある松田美由紀さんです。
原田:はじめは「短編映画の主人公を美枝子にやってもらいたい」と言われました。ただ最初に美由紀が書いた脚本は、全然違った内容で、ちょっと共感しきれないところがあったんです。
それから1年くらいたって、新しい脚本ができたので読ませてもらいました。新しい脚本は、余白がある感じがしてとても面白いなと。それで「やらせてもらいます」と伝えました。
――作品を見ていかがでしたか。
原田:美由紀の感性がすごくいい形で現れていると感じました。画の切り取り方も、編集や音も、相手が緋美くんだったことも、とてもよかったと思います。それに年齢を重ねてくると、作品の中での女性の登場の仕方って難しいんですよね。全部を包み込む、すごく優しいおばあちゃんやお母さんだったりが多い。もちろんそれはそれでステキなんですけど。
――はい。
原田:でも実際の女性たちは、もっといろんなことを考えて生きているわけです。だけどそれが描かれることってあまりなくて。今回は、よくある設定の女性とは違う主人公を、同世代の監督が切り取ってくれた。おそらく男性が撮ったら、また違う作品になったんじゃないかと思います。
――女性であり、お芝居もされている松田さんが監督を務めたからこそ生まれた作品ですね。
原田:はい。今回の作品のなかに出てくる日記の内容に「なんて幸せなの」とあるのですが、それも文子の本音かもしれないし、違うかもしれない。そうした感じもいいですよね。
スクリーンでは短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」の第8弾が公開。親友の松田美由紀さんが監督・脚本・編集を務める『カラノウツワ』に主演しています。そんな原田さんに、作品のこと、さらにライフステージの変化によって感じてきたことを聞きました。
親友・松田美由紀から主役を依頼されて
――『カラノウツワ』では、原田さん演じるパチンコ店常連の女性・文子と、若い店員・土井(佐藤緋美)の交流が描かれていきます。途中、ふたりが木の枝を触るシーンに、特に共感しました。
原田美枝子さん(以下、原田):木の枝と握手しているような、あの感覚って分かりますよね。
――そしてその奥に、人と繋がりたいという彼らの寂しさや切なさを感じました。
原田:そうですね。文子も土井くんも、ともにすごく孤独な人ですから。
――その孤独なふたりが出会って物語が進んでいきます。監督は原田さんの親友でもある松田美由紀さんです。
原田:はじめは「短編映画の主人公を美枝子にやってもらいたい」と言われました。ただ最初に美由紀が書いた脚本は、全然違った内容で、ちょっと共感しきれないところがあったんです。
それから1年くらいたって、新しい脚本ができたので読ませてもらいました。新しい脚本は、余白がある感じがしてとても面白いなと。それで「やらせてもらいます」と伝えました。



