婚活で1000人と出会い4年。39歳女性が人間不信を乗り越え“13歳年下の夫”と結ばれるまで
「いつかは結婚できる」。そんなふうに思っていた“いつか”が、いつまで経ってもやってこない――。
ライター・編集者のかわむらあみりさんは、35歳から本格的な婚活をスタート。婚活パーティーや合コン、ネット婚活、結婚相談所など、約4年間で1000人近い男性と出会い、39歳最後の日に13歳年下の男性と結婚した。
著書『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』にも、その壮絶な婚活経験が綴られているが、そんなかわむらさんに、本には書き切れなかった“婚活のリアル”を聞いた。
かわむらさんが婚活を始めたのは35歳。
「それまでは結婚について、いつかできるだろうとどこか自然に考えていました。でも35歳になり、『その“いつか”って、いつなんだろう?』と現実に気づいたことから、婚活を開始しました」
そこから約4年間。会った男性は1000人近くにのぼった。
「出会う数を重ねていくと、途中から、変にこなれてしまうんですよね。たとえば婚活パーティーでは、短い時間で次々と相手が入れ替わります。最初は緊張していた自己紹介も、数を重ねれば短時間で自分をアピールできるようになっていく。
一方で、“慣れること”が必ずしも良い方向に働くわけではありませんでした。出会いのきっかけを増やそうと並行してさまざまな形で婚活していたんですが、その人と深く関わりたいと思えるのか、相手からそう思ってもらえるのか。早く運命の相手に出会うことにとらわれて、そこまで考えられていなかった部分もあったと思います」
出会いを増やすほど、「次」がある。しかし、そのぶん一人ひとりと向き合う感覚が薄れてしまう。それは婚活ならではの難しさといえるだろう。
もちろん、1000人近くに会えば、うまくいかない経験も積み重なる。
「自分では手応えがあったと思っていても、その後の連絡が来ないこともありました。何度か会って、うまくいきそうだと思っていたのに連絡が途絶えたり。反対に、相手の年収や職業などの条件は申し分ないのに、なぜか自分の心が動かないこともありました。
結婚と恋愛は違うと思っていても、“なんか違う”“心がフィットしない”という感覚があって。そんな不器用な自分自身にも傷つくし、婚活が長引いていること自体に疲れた時期もありましたね」
さらにアラフォーになると、別のしんどさも。婚活の場で20代女性と同席すると、あえて年齢を尋ねられたり、若さを意識させられるようなマウントをとられる場面もあったという。
「婚活がうまくいかない時に励まし合っていた女性の婚活友達に、知らないうちに恋人ができて連絡がとれなくなったり。なかには、飲みによく誘ってくれた顔の広いカップルと仲良くなり、彼女たちに誘われた飲み会に友人を連れて行ったら、私の知らないところで友人に商品を売りつけて、勧誘していたなんてこともありました。
私は“人を呼ぶ人”として利用されていただけだったと分かった時は、『あの優しさはなんだったんだ……』と打ちひしがれました。すっかり安心していたため、人間不信になりました」
婚活では恋愛相手だけではなく、その周囲の人間関係まで含めて、相手を見極めなければならない。そんな現実もあるようだ。
ちなみに、婚活にかかった費用は、参加費だけでも「100万円は普通に超えていると思います」とかわむらさんは語る。婚活用の写真撮影や、パーティーに来ていく洋服代や美容院代などを含めれば、かかった費用自体はさらに多いという。













