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鈴木杏樹、50歳の不倫。熟年バカップル不倫で狂い咲く心理とは?

亀山早苗の不倫時評>  次々と報道される有名人の“不倫”。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

「イメージ崩壊不倫」はどこまで続くのか

鈴木杏樹「Love Story~ドラマティック・ミックス~」Universal Music =music=

「Love Story~ドラマティック・ミックス~」Universal Music =music=

 今度は女優・鈴木杏樹(50歳)が既婚者の俳優・喜多村緑郎(51歳)とつきあっていると「文春砲」が報じた。鈴木杏樹は、過去に医師の夫に先立たれた不幸があったものの、その後も女優として好感度を保っている。  一方の喜多村は歌舞伎の養成所出身で、現在は新派俳優として二代目・喜多村緑郎を名乗っている。初代は初期の新派を代表する役者だった。  喜多村の妻は元宝塚歌劇団宙組トップの貴城けい。結婚して7年になる。  鈴木杏樹と喜多村は昨年、舞台で共演、年末に深い仲になったとか。文春砲は相変わらずで、執拗(しつよう)にふたりのデートを追いかけている。  ある日はコンビニの袋をもった喜多村と杏樹が海辺の公園でデート、いちゃいちゃキスしたりハグしたりしてから杏樹の運転する高級車でラブホテルの4000円のご休憩へ、その後、行きつけのイタリアンレストランへ。  ラブホへ行ってからの食事というのが深い仲を感じさせる。気心が知れないうちは、食事が前戯代わりになり、互いを探り合ってからラブホへ行きがちだから。身も心も満足してからゆっくり食事を楽しむのは、ふたりがお互いを求め合う気持ちが強く、それをお互いにわかっている証拠ではないだろうか。

50代の恋愛は「子どもに戻れる純愛」にも似ている

 同世代の不倫騒動、もちろん喜多村が既婚者であるからには公になってはよろしくない関係なのだろうが、50代の恋愛はいわば「子どもに戻れる純愛」にも似たものである。はたから見れば、昼間の公園でいちゃいちゃする「バカップル」であっても、どこかほほえましいものを感じてしまう。  年末に深い仲になったということは、まだおよそ1ヶ月半の関係。いちばん盛り上がる時期ではないか。そんなときに撮られてしまったふたりの恋、今後、どうなるのだろうか。  この不倫に「東出よりショック」などという声がネットで上がっているらしい。人は、対象にもつイメージを覆されると、勝手に裏切られたと感じて不満を漏らす。イメージ崩壊は芸能人にとって致命傷。そんなことは百も承知で恋に落ちたふたりに、愛おしさすら感じてしまう。

53歳で狂い咲き。わかってはいるけれど

 筆者の知り合いで、こんな例がある。当時、53歳だったヨシヒロさんは、若いときから「マジメ」を絵に描いたような人物だった。仕事もお堅い業界で、その中ですら「くそまじめ」と言われていた。  そんな彼が53歳にして恋に落ちた。相手も同世代、同じ業界でふたりとも既婚である。
不倫 カップル

写真はイメージです(以下、同じ)

 ふたりのつきあいは密かに続いた。だが半年ほどたったころ、ヨシヒロさんの妻・ヨウコさんが夫の行動のおかしさから不倫に気づく。  それまで残業以外で遅くなったこともなかった夫が、何も言わずに外泊したりするようになったのだから誰でも気づくだろう。不倫相手の夫が出張の多い人で、ヨシヒロさんは相手の都合が許す限り、一緒にいたいと思ったのだ。
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「妻といえどもそこには入り込めないはずの話」
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