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「人生こじらせる元ミスたち」元ミスキャンパス座談会

元ミスキャンパスの肩書を引っさげて社会人になった4人。増田麻実さんと向井直美さんは’00年のミスと準ミス。佐藤千佳さんは’02年、岸田恭子さんは’06年にそれぞれミスに選ばれている。輝かしい日々を思い出しながら、当時の裏話や、就職後に被った元ミスならではの苦労を吐露してくれた。 ⇒前編「会社でイジメに…」http://joshi-spa.jp/11252

「2ちゃんねる」で晒されて……

元ミスキャンパス――やはり、ミス当時は相当チヤホヤされたんですね。 増田:もちろんですよ。社長さんに会ったらお小遣いを貰うのが普通でしたし。その頃の金銭感覚が全然抜けなくて、今でも帰りは絶対にタクシーを使っちゃうんです。ただ、実際にはミス時代に培った人脈なんて、社会人になったら全然使えないんですよ。 岸田:そうそう。「取引先の社長は昔から知っているのに、なんで部長と話さないといけないの?」って思うことがある。それで直接社長に話をしたら、「あいつとは仕事がやりづらい」って、現場の人から嫌われちゃったし……。 向井:広報とか表立ってやる仕事なら別だけど、一般職についたらミスとか関係ないよね。どちらかといえば、やっぱりもの珍しいのか、変な目で見られることのほうが多いしさ。 佐藤:だから、すぐ会社を辞めて結婚しちゃうコも多いんだろうね。あと、むだに世間に名前が知られちゃうから、「2ちゃんねる」とかに悪口を書かれることも多いですね。私がミスになった頃って、大学も個人情報保護が甘かったんです。母校の図書館に電話番号まで書かれた名簿が置かれていて、そこから連絡先を調べられて晒されたこともありました。 増田:良くも悪くも、目立つ存在になっちゃうっていうのはあるよ。 佐藤:私たちが現役の頃よりネット媒体も増えているから、今のミスのコたちはもっと被害を受けているんでしょうね。

元ミスの賞味期限はあまりに短い

――就職をせずに、芸能人になる元ミスの人も多いようです。 佐藤:私の後輩の元ミスもそうですよ。ただ、小さな芸能事務所に入ったけど、気づいたらHPからプロフィールが消えてました。今、何してるんだろう……。 増田:まぁ毎年、次から次へとミスは出てくるから、仕方がないよ。局アナでさえ、30代になると事務職に行かされそうになるって聞くし。ミスの賞味期限は短いから、引きずりすぎると悲惨だよ。 向井:ミスに選ばれると変に派手な経験ができちゃうから、危険なんだよね。自分が興味なくても偉い人に誘われて、勝手に世界が広がっていっちゃうし。 岸田:特に世間を知らない大学1年のときにミスになると、チヤホヤされる期間がさらに長くなるからこじらす率も高くなるんだよね。私は(ミスに)選ばれたのが4年生のときだったから、そんなに派手な経験もしていなくて、逆によかったのかもしれない。 佐藤:あの頃、もっと同世代の人と付き合っていれば、違った人生が待ってたかもしれないよねぇ。 ――そういえば今日は週末ですが、みなさん、このあとのご予定は? 全員:誰も予定が何もないので、女4人で飲んで帰ります! <TEXT/青山由佳 吉岡俊 牧隆文 藤村はるな PHOTO/Andre Blais> ― 元ミスコン美女の悲しき末路【5】 ―
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