沼サンはなぜこんなにブレイクしたのか?
⇒【前編】はコチラ
<沼サンを美味しくつくるポイント>
・キャベツの千切りの細さで歯ごたえが変わる。
・キャベツを「こんなに?」と思うくらい入れないとボリュームが出ない。
・時間がたつとキャベツの水分が出てくる。
・ワックスペーパーなどで巻くとかわいく、食べやすい。
火を使うこともないので、20分くらいで出来上がります。
以上がベースのレシピですが、由樹さんの「沼サン」もその時冷蔵庫にあるものを使うようで、アレンジは自由。Instagramに投稿されている「#沼サン」は卵やアボカド、ニンジンの千切り、トマトなどが相性や彩りも良く人気のようです。
(私もタマネギを入れず、卵を使ってみました)
Instagramだけでなく、Twitterやクックパッドなどでも投稿の多い「沼サン」。こんなに多くの人がハマる理由が気になりますね。
・見栄えのよさ
大沼さんは益子や笠間の窯元で修業をされた陶芸家。断面がきれいに見えるセンスの良さも芸術家の考案ならでは、なのでしょうか。
・ボリュームたっぷりでヘルシー
女性なら一切れでお腹いっぱいになる食べごたえで、野菜(キャベツ)、タンパク質をしっかり摂れるバランスの良さも魅力です。
・コンビニで材料がそろう手軽さ
しっかりつくったサンドイッチなのにすべてコンビニで買える手軽さも見逃せません。カット野菜のキャベツを買えば千切りの手間も省けて火を使わないどころか包丁も最後のカットだけ。彼の家に急にお泊り…ということになってもコンビニで材料を買ってパパっとつくれば女子力のポイントアップも期待できますね。
・アレンジがしやすく、オリジナリティーを出せる
ポテトサラダを加えたりカレーで味をつけたり、バリエーションを広げやすいので何度つくっても飽きることがなく、「今日は○○でつくってみました」というリピート投稿もよく見られます。
・InstagramなどSNSの発信力
自分がつくった「沼サン」の写真を投稿できて他の人の写真も見られる、「いいね!」をつけられるなど、共有することでファンを増やしていくスタイルはこれからもヒットを生む大きな要因になりそう。
皆さんも自分だけの「沼サン」をつくってみてはいかが?
<TEXT/松嶋ゆうこ>
【松嶋ゆうこ】
青山学院大学を卒業後、ITベンチャーを経て飲食店の立上げを経験し、パリ「エスコフィエ」でフランス料理を学ぶ。栄養士、食育インストラクター、ソムリエやフードアナリスト1級等の資格を持ち「食を通じて健康に美しく」を目指し、TVなどメディアで料理研究家・コメンテーターとしても活動中。(ブログhttp://ameblo.jp/dietreport/)