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昼顔妻ならぬ“援交妻”!?「お金が欲しいというより、気晴らし」

 ドラマの影響で“昼顔妻”というワードが流行ったが、最近、浮気どころか援助交際を行う主婦たちのグループが出現しているという。その実態を探るべく、男性記者が潜入取材を試みた。
援交妻

※写真はイメージです

昼顔妻たちが紹介のみで営業する“援交サークル”

「年はいくつ? 職業は? あと、年収はいくら?」  居酒屋のテーブル越しに座る40代前半の女性は、矢継ぎ早に記者に質問を投げかけてきた。どうやらこれは、彼女が主宰するサークルを利用するための“面接”のようである……。  菊池陽子と名乗る彼女の存在を記者が知ったのは、数週間前のことだった。きっかけは、知り合いの女性ライターから「面白いことをしている女性がいる」という話を聞いたこと。なんでもその女性は、友人の主婦仲間十数人を集めて、紹介限定で男性に“夜の相手”を斡旋しているという。そこで、ぜひ会わせてほしいと女性ライターに頼んだのだが、「忙しいのでなかなか時間がつくれない」という返事をよこされ、待つこと数週間。ようやく冒頭の面接まで漕ぎつけたわけだ。  実際に会った菊池陽子は、子供がいないせいか、40代とは思えぬほど見た目が若かった。「私の仲間内のコたちはみんなそうだよ」と笑いながら、彼女のサークルのシステム解説は続いた。 「まずは、あなたの情報をメンバー全員のLINEグループにシェアします。それで『相手をしてもいい』という女性がいたら連絡先を教えるので、個別に連絡をとって。待ち合わせ日程と“報酬額”は2人で決めてね」  後日、メッセージが届いた。  <41歳。見た目はスリムで高身長。性癖はSです。現状、対応できるのはこの女性だけです>  年齢や体型と並んで性癖が記されていることにドキッとしつつも、紹介された女性と連絡を取り合って数日後に会うことになった。

日常から解放されたい“ワケアリ”妻たち

 指定された場所は池袋。紹介された女性・雅美(仮名・41歳)からは<仕事は7時過ぎまでですが、貴方のご都合はいかがですか?>など、やたら丁寧なメッセージが来た。そして現れたのは、黒いコート姿のキャリアウーマンという表現がぴったりの美熟女。軽く挨拶し、近くの喫茶店で話を聞いた。  昼間は高級ブランドショップで働いているという彼女。結婚はしているが、このサークルには立ち上げ当初から参加しているという。 「陽子とは高校時代からの友達なの。昔からよく集まって飲んだりしていたんだけど、2年くらい前にこのサークルの話を持ちかけられて、興味本位で参加したんだよね。そこからは知り合いの紹介だけでお客さんをとってたけど、やっぱり若いコのほうがお客さんも喜ぶじゃない? それで、職場とかで知り合った若い主婦も誘って、今は全部で18人くらいいるかな」  とはいえ、集まる若い主婦たちも、離婚に悩んでいたり夫からのDVに苦しんでいたりと、“ワケアリ”なメンツが多いようだ。 「けど、みんなそれなりに旦那は稼いでいるから、『どうしてもお金が欲しい』という感じじゃなくて、半分は気晴らしなんだよね」  利用する客は50代以上の小金持ちが多いらしく、雅美も「一晩で3万円は欲しい。安売りしてまでカラダを売る必要はないから」と要求してきた。彼女には援交をしている負い目が微塵も感じられない。日常への退屈だけで、人は簡単に身を売れるのか。家で待つ妻のことが頭をよぎった。 ― 素人援交サークル潜入ルポ【4】 ―
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