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ゲイだと隠して結婚。妻子を愛しながら、男遊びも…【ゲイパパライフVol.2】

【ゲイパパライフVol.2】 彼氏・夫とセックスレス気味…そんなときに「もしかしたらゲイなのでは?」と思ったことはないでしょうか? 実は、ゲイだけど結婚している人は意外と多いそうなのです。  そこで、妻子持ちの「ゲイパパ」さんが、LGBTや様々な人による本音サイト「Letibee LIFE」につづった独白を、シリーズでご紹介します。  前回の、ゲイだけど彼女もいた青春時代に続き、今回はいよいよ結婚です。

人生の転機になった、一人暮らし

 大学も無事卒業して、いい会社に就職し、自由にできるお金が手に入るようになりました。そこで思ったのは、「一人暮らしをしたい」ということでした。  親との同居では、安心してオナニーもできないし、何と言っても、雑誌「薔薇族」を安心して部屋に置いておけなかったからです。  そして、社会人2年目に貯金が100万できたので、親に一人暮らしを強引に宣言しました。そうと決まったら、決断の早いアタシ。早速物件を探し始め、わずか1週間で物件を決めました。駅から徒歩1分のワンルームマンション。もう、心が躍りました。  早速買ったのは、「薔薇族」の最新号。そこで、男性と知り合う方法を覚えて、早速コンタクトを取りました。初めての男性は、30代くらいのぼっちゃり体型の人。車で迎えに来てくれて、彼の車の中で、アタシは、男性との初体験をしました。  初めての、男の人。まだ女性経験も無いのに、とても興奮したことを覚えています。そこから、堰を切ったように、男遊びが始まりました。初めて発展場に行き、何人もの男性とSEXしました。二丁目の存在も知り、人生が本当に楽しくなりました。

結婚願望

 男性に目覚めたアタシでしたが、まわりにゲイの友達はおらず、もっぱら友達はノンケの男女でした。親友もできて、よく恋や人生について語り合いました。  そんな中、いろいろ面倒をかけた母親には、孫の顔を見せてあげたい、普通に女性と結婚したい、と思うようになりました。そこに、今の妻と知り合うこととなります。  妻とは、同じ地域の音楽サークル仲間でした。とても優しく、面白く、アタシの心を惹きつけました。「あ、この女性となら結婚してもいいな」と思うようになったのです。そして、交際の申し入れ。すんなり受け入れてもらえました。  そこから、男遊びを一旦封印しました。そしてアタシの部屋で、妻と二人きりになった時、自然とキスをして、ベッドに連れて行きました。そしたら! どういう訳か、妻とはちゃんとSEXができたのです! これには自分もビックリでした。  「この女性を愛してる」という気持ちが、自然とそのまま性欲につながったのでしょう。女性とのSEXは、男性のSEXと違って、本当にステキなものでした。そうです、20代後半にして、無事アタシは童貞を失いました。  それ以来、妻との交際とSEXは続き、ついに、交際2年目で結婚の申し入れをしました。答えは「YES」。二人は、ステキな結婚式を夢見て、新たな人生を歩むことになりました。

妻の妊娠、出産、そして

 結婚して4年目にして、念願の子宝に恵まれました。これは妻の自己体調管理の賜物だと思います。排卵日をしっかり計算して、その日にSEX。それを繰り返して、程なく妊娠しました。ただ単にSEXしてるだけじゃあ、ダメなんですね。  妊娠してからというもの、産まれてくる子供のことで頭がいっぱいでした。安定期に入るまで、不正出血があったりして、流産の危機もありましたが、妻は実家に里帰りして、出産に備えました。  妻が実家に帰っている間、アタシは、また一人暮らしが始まりました。そうなると、ふとまた男遊びが始まり、発展場に通うようになりました。子供が産まれるのに、男遊び。ちょっと罪悪感がありましたが、快楽には勝てず、ずるずると日が経って行きました。  そんな日々を送っていたら、たまたまSEXの相性が良かった、スポーツインストラクターとお付き合いするようになりました。男性と交際するのは、これが初めてで、とても新鮮だったのを覚えています。遠距離の交際でしたが、彼のことが好きになり、逢えるのを指折り数えてました。  そうこうしている間に、出産が近づいてきたため、我に返ったアタシは、彼に既婚であることを告げ、別れることにしました。そしてついに、娘が生まれ、アタシは幸せの絶頂を迎えたのです。

子育てと既婚ゲイという生き方

 子育ては、大変でしたが、とても毎日が楽しみでした。日々成長する我が子を見ると、幸せでいっぱいでした。  でも人間とは欲深いもので、同時に男性ともお付き合いしたい、という気持ちが再び湧き上がってきたのです。罪悪感が無かったわけではありませんが、どうしても自分のセクシャリティを否定したくなかったのです。  自分は夫であり、父であると同時に、ゲイでもあるのです。せっかくゲイとして生まれてきたのですから、一度きりの人生を楽しもうと思うようになりました。そして今、妻には内緒で、ステキな彼氏とお付き合いしています。  そういう人生を選択したのは、「既婚ゲイ」のセクシャルマイノリティが結構存在することを知ったからです。今、時々既婚ゲイの仲間と集まって、情報交換しています。妻との関係のこと、子供のこと、仕事のこと、彼氏のことなど、話題は尽きません。年に何回もありませんが、楽しみな集まりです。  今回は、いかにアタシが「ゲイパパ」になったのか、一気に文章に書いてみました。同じ境遇の方、ゲイだけど子供が欲しいと思っている独身の方、これから情報交換していければいいな、と思います。今後ともよろしくお願いいたします。 ※次回は「妻と彼氏との性生活について」です!
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【Letibee LIFE】 LGBTと様々な人達の視野を広げるメディアサイト。 20人以上のLGBT記者たちが、本気記事を毎日配信中 http://life.letibee.com/ ※下記のような記事を掲載中 ・アメリカ全州で同性婚可決後、何組の同性カップルが結婚したの?レズビアンは、出会いを求めていてもこれをしちゃダメゲイの友人が自殺した。
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