川本真琴ほどじゃなくても…他人に恋のグチをこぼすのは恋愛ベタ

 コラムニストの勝部元気です。

 お笑い芸人・狩野英孝さんをめぐって、シンガーソングライター・川本真琴さんとモデル・加藤紗里さんが、SNSで“自分が本命である”と主張するという前代未聞の公開争奪バトルが、大きな話題になっています。

 川本さんがTwitterで「わたしの彼氏を取らないでください」と、三角関係になっている現状を告白。それに対して、加藤さんがインスタグラムで「お互い事務所公認の上で狩野英孝さんとお付き合いさせていただいています」「(川本さんは)ストーカー状態」と反論するなど、泥沼の展開になりつつあります……(現在は騒動になった投稿は削除されています)。

川本真琴

川本真琴のCD『The Complete Singles Collection 1996~2001』(2010年)

 真相はわからないので想像でしか言えませんが、狩野さんが遊び半分で川本さんに近付いたものの、川本さんは“結婚を見据えた真剣交際”だと受け止めてしまったようにも見えました。

 実態がそうなら、狩野さんに非があると批判されるのは当然でしょう。ですが、彼抜きで行われているSNS公開争奪戦を見るに、バトルし合う2人の女性が反面教師になる点も多々あると感じます。

友達にグチっても、彼氏は何ひとつ変わらない



 川本さんのようにTwitterという公の場ではないにせよ、パートナーに対する不満や悩みを、友人等の第三者にグチったり相談をするのは本当によくあることです。

 私自身は交際相手のグチをこぼしたことや相談をしたことが、これまでほとんどありません。もちろん人間的に出来ているとアピールしたいわけでは決してありません。

 私の考えでは、悩みやグチの大半は、相手とのコミュニケーションや認識のズレが原因で、第三者に話しても何の解決にもならないと思うからです

 そう言うと、「解決を求める男性と共感を求める女性は違う!」という声が飛んできそうですが、グチをこぼすことで友人との共感はできても、コトの発端であるパートナーとの共感はできません。外でスッキリしても、うちに戻れば何も変わらないパートナーがいるわけです。それゆえ、パートナーとの共感を目指した解決を優先するべきだと思うのです。

彼氏との“ズレ”が起きる4つの原因とは?



 では、どうして第三者にグチったり相談をしたくなってしまうのでしょうか? その原因は主に4つの要素に分けられると思います。

彼氏とのズレ(1)コミュニケーション不足
パートナーに嫌われるのを怖れて言いたいことが言えないケースや、場が険悪にならないようにわざと意見を言うことを避けるケースなど。

(2)コミュニケーションスキル不足
パートナーに感情的に訴えたために、相手が「何が嫌なのか」を理解しきれていないケースや、頭ごなしに言ってしまったために問題意識を共有できていないケースなど。

(3)相手に期待し過ぎて求めるハードルが高くなり過ぎている。

(4)どうにもならない相手の問題。

(4)だけはどうにもならないですが、(1)~(3)は改善の余地があるわけです。

「一生一緒にいよう」を信じる未熟さ



 川本さんの例も、(1)~(3)のようなディスコミュニケーションを起こしている様子がうかがえます。

 特に「一生一緒にいようって話してるし、思ってます」というツイートはその典型例でしょう。

 交際半年で“一生一緒にいよう”と決断するのはちょっと時期尚早だと感じます。そもそも「一生一緒にいよう」という言葉の大半が幻想に過ぎないのに、安易にそれを信じている様子は、恋に恋をしている状態であり、相手と向き合うスタンスにはなっていないようにも見えます。

 川本さんの例までは行かなくても、第三者にグチや相談を繰り返していると、ディスコミュニケーションに陥り、パートナーの(またはパートナーから)気持ちが離れて行ってしまうのです。

 グチや相談で溢れ返る日本の現状を見ていると、「モテテク」や「愛されテク」なんかよりも、「グチを言わず相談もせずにすむ関係の作り方」のほうが何億倍も重要なはずだと思うのです。拙著『恋愛氷河期』などにも関係作りについてたくさん書いたのですが、残念ながらメディアが取り上げる恋愛・結婚の話と言えば、モテや愛されなどの表面的なことばかり。これでは日本の男女がいつまでもすれ違うのは当然かなと思ってしまいます。

「NOを言える女性は美しい」

 是非、グチや相談の前に、交際相手としっかりとコミュニケーションできる人が、一人でも多くなってくれることを願っています。

勝部元気

山に限らず、基本的に自然が大好きです(勝部)

<TEXT/勝部元気>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【勝部元気】
1983年東京都生まれ。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEO。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)、twitterは@KTB_genki。初の著書『恋愛氷河期』が発売中

恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。

非モテ女子が格上男と付きあうには?
非モテ女子が格上男と付きあうには?唯一の…
高尾山山頂まで走ってジャスト30分でした。次回こそ20分台へ!
「彼氏いないの?美人なのに」と言う男はだ…
「半・本命チョコ」
「半・本命チョコ」でバレンタインに「仮氏…
歯磨き
子どもの歯磨きに悩むママへ。世界初“虫歯…
後藤真希プロフィール
産後10キロやせた後藤真希も実践!“スト…
ビューティ
sponsored
まつげが自然に伸びた
すっぴんでもデカ目に!お泊りの日も怖くな…
ビューティ
sponsored

◆勝部元気

1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中

この記者は、他にもこんな記事を書いています

▼この記事がおもしろかったら「いいね」を押してね!
サイトリンク・バナー
esse