Love

DAIGOと北川景子に学ぶ「隠れバカップル」のススメ

 先日、歌手のDAIGOさんと女優の北川景子さんが結婚を発表し、かなり話題となっているかと思います。1月11日に行われた記者会見も各ニュースで流れ、とても仲睦まじい二人の姿にホッコリした人も少なくないはずです。  今回は2人の会見の様子から、カップルが交際を長続きさせる上で大切なポイントや参考にしたい姿勢を2つほどピックアップしてみました。 隠れバカップル

自然体でいられる「隠れバカップル」のススメ

 北川さんの「自然体でいられて一緒に話しているだけで笑顔でいられて」という発言や、DAIGOさんの「僕のギャグに誰よりも大笑いしてくれる」という発言から、二人が着飾ることなく、自然体で笑顔の絶えない交際関係を続けていることが伺えます。  その中でもひときわ気になったのが、お互いの呼び名に関する回答でした。人前では「さん付け」で呼ぶ一方で、「本当は2人だけの変わった呼び方があるんですが…」と発言したのです。  2人だけの呼び名を付け合うのは、いわゆる「バカップル」にありがちなことかもしれませんが、彼らのようなタイプはバカップルとはちょっと異なります。バカップルというのは、どちらかと言えば通常は相手のことを愛しているというよりも、恋に恋しているような盲目状態で、それを人前で気にせずにさらけ出す人のことを指すことが多いはず。それゆえ、「イタイ」という印象を持つ人が少なくありません。  ですが、彼らのように人前ではある程度しっかりと振舞うものの、2人きりになるとバカっぷりを発揮してオフザケが始まる「隠れバカップル」は、カップルの関係性に「親友の要素」も混じったタイプであり、恋に恋している段階はとっくに卒業しています。だからこそ実は関係が長持ちしてやすいと思うのです。  もちろん、そもそもオフザケ的要素を入れ込む関係性は友人とすらしないという人には向かない方法かもしれないですが、そうでなければコミュニケーションの潤滑油として機能することは間違いありません。真面目な文章を書くことが多い私も、プライベートでは結構オフザケをすることが多いです(笑)。是非「隠れバカップル」を目指してみることをオススメしたいと思います。 隠れバカップル2

人生どう転んでも幸せでいられるには?

 2つ目のポイントは、人生がフツウ通りに進むことに期待をしないというところです。  たとえば、記者会見で「挙式・披露宴の予定は?」という質問に対して北川景子さんは「考えたことがなかったですね」と回答。「子どもの希望は?」という質問に対してもDAIGOさんが「授かりものなので、どうなるかわからない」と答え、北川さんも「年齢とか、タイミングとか、いろんなことに任せてみようかと思います」と答えています。  もちろんライフプランニングを完全に無計画に進めるのも問題があるかと思うのですが、自分の人生の幸せの道を1つに絞り、リミットを設けることにこだわってしまえば、もしそれが叶わない時に精神的なショックが大きくなってしまいます。また、相手を自分の目的達成のための手段のように捉えてしまうことも少なくありません。今後どういう形になっても自分たちの幸せを作っていこうという柔軟な姿勢こそが、相手と向き合う上で大事なことであると思うのです。  ちなみに、これは相手に対する期待も同様です。結婚を前提としたお付き合いとDAIGOさんは北川さんに公言していたとのことですが、北川さんは「まさか、プロポーズされるとは全く思っていませんでした」と発言しているように、「当たり前」を求めていない節があります。そのように期待がないから相手に対する評価が減点法にならず、加点法の関係性を構築することができるのだと思うのです。  最後に、DAIGOさんは三年ぶりに再会した時に北川さんにアタックしたとのことですが、そこから推測すると、当時北川さんには交際相手がいたのかもしれません。そして3年後に再会した時にはフリーだったためにアタックをしたのではないでしょうか? つまり、旧知の関係から二人は交際関係に発展していったのです。  残念ながら、出会いや婚活に必死になっている人ほど、「目の前の出会いを雑に扱う」傾向が強いように思います。DAIGOさんと北川景子さんのようなステキなカップルになれる相手と結ばれたいと思う場合は、拙著『恋愛氷河期』にも書いたように、良い出会いを求めるのではなく、出会いを良いものにして行くことを大切にしていって欲しいものです。
勝部元気

お正月太りの解消を頑張っています!(勝部)

<TEXT/勝部元気> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【勝部元気】 1983年東京都生まれ。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEO。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)、twitterは@KTB_genki。初の著書『恋愛氷河期』が発売中
勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログは、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
Cxense Recommend widget
恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。

あなたにおすすめ