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なぜステキ女子の肩掛けカーディガンは決してずり落ちないのか?――トミヤマユキコの「40歳までにオシャレになりたい!Neo」

―40歳までにオシャレになりたい!Neo トミヤマユキコ―  ファッションに興味はある。服を選ぶのは嫌いじゃない。ダサいわけでもない。でも、ガチで女らしい格好はちょっと恥ずかしいし、シンプルシックな格好はどうにもつまらない。  そこで、ついつい変な服を選んでは、オシャレ/非オシャレの圏外に飛び出し、いい大人なのに「オシャレっていうか、なんかおもしろい服を着ている人」状態に……そんな悩みを抱えた読者は少なくないはず!  おもしろ最優先で生きてきた結果、人生も洋服も若干とっ散らかり気味な著者が、40歳までにオシャレになるべく奮闘するコラム連載がスタート!

第1回 ファッションは「わかる」のではなく「愛でる」もの

 女子SPA!をご覧のみなさま、はじめまして。ライターで大学講師でパンケーキに詳しいトミヤマユキコと申します。 ……と、このように、ただでさえキャリアが散らかっているにもかかわらず、「40歳までにオシャレになりたい!」という夢を叶えるためのファッションコラムを書き、さらにキャリアをゴチャつかせながら生きている。  つい先日までファッション通販サイト「FLAG SHOP」でやっていた半年間限定のコラム「40歳までにおしゃれになりたい(仮)!」が好評だったため、タイトルを一部変更し、こちらで続編を連載することになった。本当に、本当に、ありがたい。  このコラムは、オシャレ上級者によるハウツーものではない。かといって、ダサさの底から這い上がってくる女の体験談とも、ちょっと違う。  ふだん好き勝手に服を着ることは得意であり、むしろ一般人がなかなか手を出さない変な服とかもバンバン買えちゃうのに、職場とか、パーティとか、「落ち着いた大人の女」を演出すべきシーンになると、何を着ればいいのかわからず脳みそがフリーズしてしまうアラフォー女が右往左往する連載だと思ってほしい。  なお、ここでは、個性的な服を「圏外ファッション」と呼び、コンサバな服を「圏内ファッション」と呼ぶことになっているのでよろしくお願いしますね。  年相応の素敵な大人服も着てみたいと思うものの、選び方がわからず(脳みそフリーズ)、どうにもうまくいかない。  かといって、「大人服ってこんな感じでしょ」と、やっつけ仕事的に無難な服を着るのもつまらない(生き方込みでバカにされそう)。  変な服でも、無難な服でもなく、どうにか自分らしさを残しながら、大人の女の装いができないものか……。そんな風に考えながら生きているひとは、きっとわたしだけではないハズだ。
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私が買ってしまった、完全に圏外なワンピース
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40歳までにオシャレになりたい!

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