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ヲタ友にも嫌われ…ハロプロに捧げた10年間で残ったものは

 20代の頃は時間を忘れて遊びほうけることもあったが、30代にもなると男女問わず「年を重ねるたびに友だちが減っているような気がする」という声を多く聞く。  では、「友だちがいない」と自認する人達はどんな生活を送っているのか? それぞれ独特の「友達論」を展開する男性ともし付き合ったら…こんな休日をすごすようだ。

趣味友に裏切られた反動で 風俗嬢にどっぷりハマる

<山田幸一さん(仮名)・35歳・製造業・7年目・年収450万円> 「ある日、アイドルヲタの仲間内で自分が叩かれてることを知り人間不信に陥ったんです」 孤独 ハロプロ一筋10年以上のアイドルヲタクだった山田幸一さんは、これまで生活のすべてをアイドルイベントに捧げてきた。だが……。 「ヲタ仲間もたくさんできて、すごく濃い関係だと思ってたんです。でも、そいつらが掲示板に僕の悪口を書き込んでいて。怒りより先に、所詮は趣味友だちという薄っぺらさに愕然として、現場からすっぱり足を洗いました」  残ったのは暇と孤独。引きこもりの末、向かった先は吉原だった。 「アイドル界隈に嫌気が差した分、急に肌の温かみというか、リアルな女性が欲しくなりまして。初めてソープに行ったら『こんな癒しの空間があったのか!』と目からウロコが落ちました。それから毎週通ってます。1週間で一番しゃべってる相手は、仕事関係よりもソープ嬢だと思いますね」  土曜日に風俗情報誌で吟味し、日曜の昼は一人でカラオケに行ってテンションを上げてから出動がお決まりのコース。当然、毎週のソープ通いは金銭的に彼の首を絞める。もともとアイドルに貢いで貯金もなかった山田さん、1年ほどであっという間に100万円強の借金をこしらえてしまったとか。 「でも、気の合った嬢とはメアド交換してるし、友だちですよ。彼女たちの半生とか聞くと感情移入しちゃうんです。今、彼女たちのメールが唯一の心の支えなんで」  孤独が招いた思わぬ落とし穴。そのメールが営業メールでないことを祈るばかりだ。 <PHOTO/Graphs ・ PIXTA(ピクスタ)> ― 友だちが減っていく現象の恐怖【6】―
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