――娘さんの寝かしつけ後、夫婦でゆっくりおやつタイムをとる様子など、ぴーちゃんパパさんのツイートを見ていると、最初からとても夫婦関係がうまくいっているように見えてうらやましいと思ってしまいます。
「そんなことはもちろんありません(笑)。僕はとても忙しい業界で働いていたのですが、子供が生まれた頃は特に忙しくて、深夜にタクシーで帰宅するのが日常でした。
そこからお風呂に入り仮眠をして、朝の7時に家の前までタクシーに来てもらい、その中で寝ながら会社に行くという生活を送っていました。食事もろくにとれていませんでした」
――なんと!! すごい働き方ですね……。
「今思うとヤバいですよね。仕事と子育ての両立なんて当然無理で、結局
体調を崩してうつになって休職しました。
休職中にどん底になったんですが、『仕事とは』『家族とは』『生きるとは』と、自分なりにじっくり考えるようになりました。それで、体調が元に戻ったら、自分のためにも家族のためにも働き方を変えようと思ったんです」
――体調を崩したことがターニングポイントになったんですね。
「そうですね。おかげで体調もよくなり、今は働き方を変えて家族の時間を大切にできるようになりました。
休職中は精神的にも金銭的にもかなり厳しかったのですが、どちらの面でも僕を温かく支えてくれた妻には感謝と尊敬の気持ちしかありません。それも夫婦の歴史として今につながっています」

写真はイメージです
――「かわいい」「かっこいい」「さいこう」「女神」など、奥様への愛情はツイートでもかなりノロケ気味に書かれているのですが、奥様はそのことを知っているのでしょうか
「妻は僕のツイッターを見ているので、もちろん知っています。子育てや家事についてつぶやくとき、『このツイートどう思う?』『言い方がきつくなってないかな』と妻にアドバイスを求めることもあり、ダメ出しもくらいます(笑)。
ノロケツイートに関しては『盛りすぎ(笑)』とツッコまれることもありますね」
――なんとも夫婦仲の良い様子が伝わってきます。とはいえ、やはり長年夫婦でいると結婚当初の新鮮な気持ちもなくなると思うのですが、どのように維持されているのでしょうか。
「自分のまわりにいる夫婦を見ていると、子育てや家のことを協力してやっている夫婦は、奥さんが生き生きとしてキレイなんですよ。心の余裕が顔に出ているというか。
結婚してすごくキレイになった奥さんたちを見ると、たいていは夫がかなり家・子供のことをやっているんです。だから、『自分もがんばらないとな』と、気合いが入ります(笑)。
幼い子がいても、夫が子供の面倒をきちんと見て家のこともしてくれているから、妻も気兼ねなく美容院に行ったり買い物ができるという余裕があるんだと思います。妻の美しさは夫の努力のたまものでもあるのかなと」
――なるほど、世の中の夫婦に届いてほしいコメントですね。