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コロナで自宅勤務の女性。向かいから男性の視線が毎日…見張られてる?

街に人がたくさん歩いている様子にショック

暴力的な男性「殺気立った感じで『とにかく風呂に入って、着替えるよ。話はそれから』と言ってバスルームにこもってしまい、なかなか戻ってこないので心配になりましたね」  Yさんが、紗香さんにこんな態度を取ったのは初めてで、今までイライラしているところもほとんど見た事がなかったそう。緊張しながら夕飯の支度をして待っていると…。 「Yが『さっきはごめんね!』と、いつもの笑顔でお風呂から出てきてホッとしました。そして夕飯を食べながら話を聞いてみたんですよ」  久しぶりに外出したYさんは、以前と変わらず街に人がたくさん歩いている様子にショックを受けたそう。 「こんな非常事態なんだから、人なんてそんなに歩いていないと思い込んでいたらしくて」  なのに、喫茶店でノンキにタブレットをいじっている男性とか…スーパーのレジに行列ができていて、前後の人と至近距離なのにマスクもせず携帯でベラベラしゃべっているおばさんを見て腹が立って仕方がなかったYさん。

仏(ほとけ)の夫がこんなに怒るとは本当に驚いた

「Yは『自分1人が真面目に部屋にこもっていても、こんなんじゃ全然コロナが収束する訳ないよね』と無力感に襲われてしまったみたいです」  そして何にも考えず普段通り外出している人を見ると、言いようのない怒りが湧いてくるので、やっぱりもうできるだけ外出しないと言い出したYさん。 「仏(ほとけ)のYがこんなに怒るなんて…本当に驚きました。この人にもこんな一面があるんだなって」  はやくコロナが収束して、Yさんに再び銭湯通いをさせてあげたい。そしてストレス解消して欲しいと願う紗香さんなのでした。 <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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