帰るとすぐにシャワーを浴びて、着替えをすませる麗子さん。
「泣きながら帰ってきた私にビックリした夫が、買ってきた肉や魚のパックや野菜や缶を消毒しておいてくれて…やっと一息つく事ができましたね」
夫に詳しく事情を話すと「怖い思いをして大変だったけど、
もしかしたら自分こそがコロナ感染者かもしれないんだし、そんな神経質になり過ぎても疲れて免疫力が落ちちゃうよ」となだめられたそう。
「確かにその通りだし、私っていつの間にかコロナの恐怖に怯えすぎて、
ちょっと精神的におかしくなってきているのかもとハッとしてしまいました」
つい数ヶ月前まではジョギングしてる人を見かけると「ちゃんと自主的に運動して、偉い人だなぁ」としか思わなかったのに、まさかこんな風に思うようになるなんてとショックを隠せない麗子さん。
「これがコロナ疲れってやつなんでしょうか? とにかく1日でもはやく安心して過ごせる日々に戻って欲しいです」
それから買い出しは、夫が行ってくれるようになったそうです。
続いては、マスクをしないでジョギングしていたという女性のエピソードを紹介します。
竹内明穂さん(仮名・27歳・会社員)は、新型コロナウィルスの影響でリモートワークになり数週間が経ちます。
「一日中家にいて、スポーツクラブにも行けないし、運動不足で夜もなかなか寝つけないので、ジョギングを始めたんですよ」
最初のうちは、昼過ぎにお散歩感覚で近所の川沿いを走っていた明穂さん。
「ですが、ある日Twitterで“ジョギングエチケット”のことを知って…落ち込んでしまいました。私、ずっとマスクしないで走っていたんですよ。ホント申し訳ないことをしてしまったって」