やはり、終わりを宣告された作品の展望を語るというのはキツイ、狂いそうだ。
ただ、描きたいことがたくさんあるのは本当だし、真剣に続けたいと思っているので、興味がある人はぜひ金を出して買って欲しいと思う。
例え終わっても、何らかの形で続けたい、と思ってはいるが、無賃金で漫画を描くことができないのも事実である、狂いそうだ(二回目)。
それでは「死」をテーマにした作品を描くために己が餓死するという、私が今まで描いたどんなギャグよりも面白いことになってしまう。
よって出来たら応援していただければ幸いである。
1話目で「結局男と恋愛、結婚して解決かよ」と怒られた件について
ちなみに1話目で、無礼な若い男は実は主人公に気があるという終わり方をしている。
実にご都合主義な展開だが、内容がシビアになるだろうから、恋愛漫画にするつもりはないが、少しぐらい漫画らしいファンタジーを入れた方が良いかなと思ったからだ。
だが、そこが一番怒られた。
「結局男と恋愛、結婚して解決かよ」と、激怒がメロスされた、原案の人にも「そういうオチはやめたほうが良いと思う」と言われる始末だった。
作者がサービスと思っていれたパンチラが読者に「これが一番いらない」と思われてたというよくある話である。
ともかく、恋愛漫画ではないので、そこに激怒して読むのは止めた人も我慢して続きも読んでみて欲しい、それでも激怒したら、それはすまなかった。
2人の関係も恋愛しないとは言わないが、短絡的なことにはならいようにいろいろ考えているが、考えても何せ描けない可能性が高い。
やはり、終わるかもしれない作品の解説を作者にさせるという仕事は、人の心があるなら出さない方がいいのではないかと思う。
【カレー沢薫さんによるペットと人間の関わりを描くマンガ『きみにかわれるまえに』第1話&自作解説はこちら】⇒
涙腺崩壊「ギャルが犬を飼った話」&カレー沢薫が自著解説
<文/カレー沢薫>
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