夫にはまだレパートリーがなくて、当然この日もカレー。ところが、数日前のカレーっぽい何かとは明らかに別物で、味も見違えるほどのクオリティだったそうです。
「調理風景はなんとなく見えていましたが、タマネギとニンジンを全部すりおろしてひき肉を炒めた鍋に投入。その後、チューブのおろしニンニクとトマトジュース、最後にカレールーを入れて完成。
まさかキーマカレーを作るとは思っていませんでしたが、水は使わずに野菜の水分とトマトジュースだけなので水っぽさもなく、お世辞抜きに美味しかったです」

夫が作ってくれたキーマカレー
妻と娘から絶賛されて夫も大喜び。驚いたのは、レシピなどを参考にしていたものの、分量や細かい調理工程はすべて感覚だった点です。
「慣れている人なら別ですが、料理素人の夫が作ったということを考えるとまさに奇跡。ただ、これで料理するのが好きになったみたいで、手の込んだものではないですが食事を作ってくれるようになったのはありがたいですね。失敗もあるので食べるまでは油断できないですけど(笑)」
料理に限らず、おうち生活の期間中、家事に取り組んだ夫は多いと聞きます。できれば一時的なものではなく、今後も継続してほしいものですね。
<文/トシタカマサ>
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。