この時点では自分が悪いとは思っておらず、家に帰るなり友達に電話して彼氏のことをグチったという綾音さん。ところが、詳しい事情を説明すると、「愛想尽かされても仕方ないよ」と逆にたしなめられてしまったそうです。
「地元の中学高校時代の友達だったんですけど、『バーベキューで自分だけ手伝わないとかありえない。私が彼氏でも別れたかも』って説教されました。
今からでも謝ったほうがいいと言われ、電話したのですが出てもらえず、メールを送ったら『やり直すつもりはない』と短い返事が来ただけ。それきりこのカレとの関係は終わってしまいました」

ちなみにバーベキューは大学時代のサークルのイベントで何度か参加したことがありましたが、そのときは全部男子が準備をしてくれたとか。そのため、自分が準備するという考えがこのときは頭になかったそうです。
「私の考えがいたらなかったのがすべての原因ですけど、おかげで自分が空気の読めない人間だと知ることができました。今でもあまり気配りができるほうではないと自覚していますが、一応結婚できましたし、昔に比べればマシになったのかなって思っています(笑)」
自分のパートナーが周りに対して気配りのできる人間かどうかは気にする人は多いはずです。それは同時に自分も相手から同じことを求められていると思ったほうがいいのかもしれませんね。
―あの夏の黒歴史―
<文/トシタカマサ イラスト/真船佳奈>
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。