婚活で「料理できます」アピールをする、38歳・実家住み女性のカン違い
初デートでチェーン店なんてあり得なかった過去の自分
一人暮らしを始めて、ケイコさんは婚活に対する考え方も大きく変わりました。これまでは初デートでスタバのようなチェーン店に連れていく男性を「失礼だ」と思いそこで冷めていたのですが……。
「失礼なのはどっちだったんでしょうね。やっと気が付きました。実家暮らしで好きにお金を使えたから洒落ているお店に少々詳しいだけだったのに、お店にケチつけて、さらにご馳走になったのに感謝もしないで、そりゃ結婚できませんよね」
デートの店選びで「なし」にした男性は過去に何十人もいたそうですが、そんな男性とほどなく交際に発展しました。「一緒にいると楽しいから、ずっと一緒いたい」と言われたそうです。
「昔の私なら、女らしさとか家庭的なことをアピールしないとダメだって思ってました。でも彼は面白いねって言ってくれて、内面を見てくれたような気がして嬉しかったんです。努力の方向を間違えて婚活10年もやっていました」
そう自虐的にケイコさんは笑い飛ばしていました。やっぱりチャーミングだなと思います。その面白さを理解する男性と結ばれてよかったですね!
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<取材・文/菊乃>菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt


