無理な経済活動再開への疑問の声の中、炎上がより大きくなった
ネット上で袋叩きにあい、「危険人物」「自分勝手」扱いされ、殺害予告まで届くようになったというトーニャとロビンは、後日、地元フロリダのテレビ局WESH2のニュース番組に出演、次のように弁明しました。
「ネット上では私たち二人が、新型コロナに感染していて、その上でディズニーパーク内を歩き回ったように言われていますが、そんなことはありません。
他の誰かを危険にさらすようなことは一切願っていませんし、私のユーチューブチャンネルは明るくディズニーへの愛にあふれたもので、こうしたネガティブな反応が来ることは望んでいません」

トーニャのチャンネルは登録者数1.15万人(画像:You Tube That Crazy Disney Lady チャンネルより)
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのあるフロリダ州では、7月12日に新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数が15,299人、同16日には1日あたりの死者数が156人と、いずれも過去最多を記録しています。
今回の騒動は、感染者が増加する中で再開したディズニー・ワールドの判断への是非論を背景にしたものという見方もあり、パーク再開について特にSNSでは厳しい目が向けられていたため、彼女たちのユーチューブ動画が格好の標的にされてしまったのでしょう。
7月15日には香港のディズニーランドは再び休園を決定、カリフォルニア州のディズニーランドは7月17日に予定していたパーク再開を無期延期にしています。
一方、日本では賛否両論の中、7月22日からGo Toキャンペーンが始まる予定です。諸外国のこうした騒動にはどうしても目が行ってしまいます。
Source:「
Insider」「
WESH2」
<文/橘エコ>
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橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。