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驚きの嘘つき妻。障害者のフリで手当1.3億円を不正受給、夫もダマされた手口は/英国 

2つの身分を使い分け、夫には「私は新聞社オーナー」と嘘

 これに仰天したのが、クリスティーナと2005年に結婚し15年間生活を共にしていた彼女の3番目の夫、ジョン・ポムフリーさん(60)。 『デイリー・メールDaily Mail』によると、妻が二つの名字と二つの居住地を使い分け、全盲で多発性硬化症を患っている障害者で、誰とも結婚しておらず家族も養ってくれない天涯孤独だと偽って、所得補償から住宅給付金や障害者生活手当まで、ほとんどすべての福祉手当をもらっていたことなど、ジョンさんはまったく知らなかったとか。  ときには100万円以上の給付金をもらっていた月もあるはずでしたが、クリスティーナから「私はリバプールに7つの新聞社を持っているオーナーで、億万長者だ」と聞かされていたジョンさんは、妻が逮捕されるまでまったく疑問を持たなかったといいます。

本当の億万長者と信じて疑わなかったという夫

 実際に、出会ったときから高級品を身に着け、ジョンさんにポンと車を1台プレゼントしてくれる羽振りのいいクリスティーナを、本当の億万長者と信じて疑わなかったというジョンさん。当時、若い前妻に逃げられたばかりで傷心だった彼は、「私が面倒見てあげる。あなたは何も心配しなくていいのよ」と言われて心を動かされてしまったそう。  クリスティーナは、出張の多いジョンさんを巧みにだまし、2番目の夫と暮らしていた街と現住所を行き来しながら複数の詐欺行為を行なっていました。  この一件で仕事を失ってしまったジョンさんは、現在のクリスティーナへの思いをこのように語っています。 「皆さんは、私が妻の悪事や不正に儲けたお金が何に使われたのかを知っていたはずだとおっしゃいますが、本当に何も知りません。  彼女は、私が知る中で最も悪どい人物。私の人生をぶち壊した彼女を許しません。  すべてが明らかとなった今、妻が自分に目を付けたのは、詐欺に使うための違う名前と居住地が欲しかっただけなのだ、ということが分かります。自分は、なんと愚かだったのでしょう」  一度はジョンさんも詐欺容疑で逮捕されましたが、現在は釈放されています。 Sources:「Yahoo News UK」「Daily Mail」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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