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空港で働く女性を悩ませる髪型問題。ゴッソリ抜け毛に怯える毎日…

 ライターの高木沙織です。  かつてグラホ(グランドホステスの略、現在のグランドスタッフ)として6年間勤務してきた私。みなさんが空港で接する、航空会社の地上職員です。
空港で働く女性を悩ませる髪型問題。シャンプー時のゴッソリ抜け毛に悲鳴…

写真はイメージです(以下同)

 空港を利用するとき、出発フロア・到着フロアをザッと見渡してみてください。至るところにグラホの姿があるから。今回注目してもらいたいのは制服姿でキビキビ働くその様子……ではなくて、ヘアスタイルです。グラホのヘアスタイルといったらピッチリ・キッチリ、後れ毛の1本も許されないまとめ髪。私も在職中の6年間、そんなヘアスタイルをしていました。

朝はラクだし、勤務終了後は自然なウェーブヘアに

 まとめ髪、と言ってもポニーテールやハーフアップではありませんよ。基本は一本に束ねた髪の毛の先を結び目にクルクルと巻き付ける“お団子”スタイル。今流行りのトップやサイド、お団子部分をランダムにほぐしてボリュームを出すようなものではなく、ピッチリとしたそれです。  まぁ、ヘアアレンジを楽しめる職場ではないことは百も承知で入社していますからそこは問題ではありません。だって、朝ブローをしなくてもいいんですよ。どうせ束ねてお団子にしちゃうんですから。毛先がどっちを向いていようが、寝癖がどんなに酷かろうが関係ないんです。 朝はラクだし、勤務終了後は自然なウェーブヘアに あ、そういえば…… 「沙織ちゃん、今日は寝坊したの?」と、その酷い姿をロッカールームの近くで当時好きだった他社の男性職員に目撃されたこともあったな(遠い目……)。  話しを戻しましょう。  仕事が終わって髪をほどくとクセがついていて自然なウェーブヘアになっているのも嫌いじゃなかった。スプレーで固まってはいたけれど。ちなみにこれ、航空会社職員の目印と言ってもいいかも。空港近辺に限るけれど「あ、この人も仕事終わりか」ってお互いにわかっちゃうんです。

乱れないのはワケがある…

 さて、このヘアスタイル。仕事中に乱れることはほぼほぼありません。スーツケースを担いだり走ったり、汗をかいたりするのにすごいでしょ?
乱れないのはワケがある…

元グランドスタッフの高木沙織さん

 というのも、私の場合は霧吹きで髪を軽く湿らせてから手にワックスをつけてお団子にし、ハードタイプのスプレーを全体に吹きかけ……、それでもアホ毛が目立つようなら固形のワックスで表面をなでつけていましたから。  長さが足りず、お団子の毛先がピョンピョンしてしまうときはネットをかぶせればスッキリするし。手間がかかっていそうに見えて慣れてしまえば、5分程度で完成です。  これね、本当に崩れないんですよ。メイクは直したいと思うことがよくあったけれど、ヘアスタイルに関してはなし。強風にさらされる“沖止め(オープンスポット/ターミナルの搭乗口から離れた場所)”担当のときですら、鉄壁のディフェンスです。
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鉄壁ヘアの裏には大きな代償も……
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