
商品開発担当の佐藤剛一さん
工場直送便ポテトチップス、すごくおいしかったです。完全受注だったり、工場直送だったりと珍しい形態の商品だと思うのですが、どんな経緯でこの商品は作られたんでしょうか。
「
私たち湖池屋の社員は、入社時にポテトチップスを製造している工場に研修で行くのですが、研修時に工場で食べるできたてのポテトチップスが感動的においしいんですよ。
もちろん普段食べているものもおいしいんですが、できたてのポテトチップスは格別というか。それで、なんとかこのおいしさをみなさんにも味わってほしくて、商品を開発しました」(佐藤剛一さん、以下同)
なるほど。それで工場から自宅に直送ということなんですね。
「そのとおりです。
少しでもできたてに近い状態で商品を届けるために、注文を受けてから作る完全受注制にして、工場から自宅へ直接届ける直送便にしました。そのため、申し込み期間も不定期で月に一度しかとれないんです。その代わりに、できたて3日以内のフレッシュなポテトチップスを出荷しています」
直送便ポテトチップスが届いてすぐに、テンションが上がって食べてしまったのですが、よりおいしく食べる方法などあれば教えてください。

「まかせてください! まずは袋を開けたら香りを楽しんでください。工場直送便ならではの、できたて感を香りから存分に楽しめます。油がフレッシュで酸味が全くないことも感じていただけると思います」
たしかに、なんのフレーバーもついていないのに甘い匂いがしました。
「そうなんです。香りからまろやかさを感じることができると思います
。香りを楽しんだら、そのままポテトチップスを口に入れて、食感も存分に味わってください。弾けるような感覚に、ポテトチップスってこんなに軽いんだ、と驚いていただけると思います」
厚みがあるのに硬くなく、ザクザクと歯応えがありました。歯応えもいつも食べているポテトチップスとは違いました。
「この歯応えは、新鮮だからこそ味わえる感覚です。
しばらく味わっているとじゃがいも本来の繊細な甘味と風味が口に広がると思います。優しく深い芋の甘さを味わっていただきたいです」
工場直送便のポテトチップスはとても甘かったのですが、通常のポテトチップスで使っているじゃがいもとは別の品種を使っているのでしょうか。
「湖池屋では、どの商品もポテトチップスに適した旬の芋を厳選しているのですが、
直送便だから特別なじゃがいもを使っているわけではなく、通常のポテトチップスと同じものを使っています。出来立てでフレッシュだからこそ、まったく別物のポテトチップスになっているのです」
なるほど、同じ原料でも鮮度でこんなに味が違うとは驚きです!