
ここでいう「環境」とは、家族や恋人、友人などの親しい人間関係や、職場や学校などの知り合いレベルの対人関係。収入の変化も、生活環境の変化になります。
また「その人ごとの反応」は、いわゆるストレスに敏感か、といった人格(パーソナリティ)の差。どんなに人間関係がこじれても気にならない人もいれば、友達が1人冷たい態度を取ってきただけで胃が痛くなる人もいます。この違いが、積もり積もってうつになる人とならない人の違いになっていくわけです。
「臨床の現場では、『個人と環境の間の反応=ストレス反応』と考え、両面で患者さんを診ていきます。新型コロナによる環境変化だけをとっても個人差がかなりありますので、最近は来院する方に対して、意識的に細やかに聞くようにしています」
皆さんはおそらく、「自分はメンタルが強いor弱い」といった把握くらいはした事があると思いますが、もう少し細分化して考えてみると、自分というものの捉え方が、また変わっていくかもしれません。

初村医師
【初村英逸医師】
新宿ストレスクリニック梅田院院長/精神保健指定医
新宿ストレスクリニックは、ストレスやうつ病治療を専門に行う心療内科・精神科のクリニックとして全国に3院展開。正確なうつ病の診断サポートを行う「光トポグラフィー検査」や身体に負担をかけない「磁気刺激治療(TMS)」を取り入れる、日本初のTMS専門クリニック。
<取材・文・イラスト/おおしまりえ>
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:
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