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“お腹をヘコます”簡単トレーニング。いきなり腹筋運動はNGです

 柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。  今年は梅雨明けが大幅に遅れ、やっと夏になったと思ったらもう8月です。そんな今年の短い夏でもきれいな腹筋ラインを手に入れられる腹筋メソッドをご紹介します。
“短期間でお腹を凹ます”簡単トレーニング

写真はイメージです

いきなり腹筋運動はNG

 お腹を凹ませたい、お腹周りの贅肉を落としたい、そう思った方がトレーニングを始める際にまず初めに思いつくのが床に寝て起き上がる腹筋運動だと思います。  確かに腹筋の鍛えるための有名なトレーニング方法ですが、いきなりこれから始めることはお勧めしません。それは2つの理由があります。

(1) 肋骨が開いてしまう人が多い

 腹筋運動をする際、使われる筋肉は正面にある「腹直筋」(腹筋がつくと“割れる”筋肉)と左右の脇にある「腹斜筋」です。
(1) 肋骨が開いてしまう人が多い

写真はイメージです

 正面と左右、合わせて3つの筋肉が一斉に働くことで体が起き上がるのですが、筋力が少ない女性の場合、腹筋運動をした際に「腹斜筋」が反応せず「腹直筋」で体を持ち上げようとします。  こうなると筋肉の活動量が単純に1/3になり、しかも「腹斜筋」が引き締まらず肋骨が左右に広がって開いてしまいます。  肋骨が開いた状態になるとお腹周りを引き締めることができず、腹筋運動のトレーニング効果も十分に受けられません。「腹斜筋」が弱い人はいくら腹筋運動をしても効果が薄くなってしますのです。

(2) 内側はプヨプヨのまま

 腹筋運動で働く筋肉は表層に近い「アウターマッスル」です。この筋肉たちは大きな運動をする際に働きますが、お腹を引き締めたりする効果は少ないです。
(2) 表面だけ鍛えて内側はプヨプヨのまま

写真はイメージです

 実際にお腹、特に内臓などを引き締める筋肉はお腹の「インナーマッスル」になります。この「インナーマッスル」を働かせるためには体を動かす関節運動ではなく、呼吸法などを使って腹圧を高める必要があります。  腹圧が弱い人や力の入れ方がわからない人がいきなり腹筋運動をしても、表面の筋肉ばかりが鍛えられお腹を凹ませる効果までには繋がりません。  以上の理由からいきなり腹筋運動はあまりお勧めしません。前述した2点をクリアしながら腹筋運動を並行して行うことが大切です。  ではさっそくお腹痩せトレーニングに挑戦してみましょう!
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短期間でお腹を凹ませるトレーニング
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