「検」の木へんの4画目が2画目の横棒を切るように書かれていますが、このように線を切る書き方をする字を「刃物運」と呼びます。
「刃物運」の筆跡を持つ人は、動きのキレがよく鋭い視点を持っています。しかしその分、口にも切れ味があり、キツい一言を発したり、毒舌だったりする人が多いです。
さらに、「戦」や「常」など左側に横棒を長く伸ばす字を書く人は、天性の才能や人前に立つ華やかさを持つ傾向にあります。頭の回転が速い、賢い人が多く、刃物運を合わせ持つとなると、かなりパンチの強いキレ者と言えるでしょう。
「動」「重」「常」「願」など、字がつぶれてしまい、真っ黒になっている部分があります。本来、元気な人は「口」を大きめに書くので、つぶれることがありません。
筆が太いということを考えても、あまりにつぶれている箇所が多いので、睡眠不足など、かなり体調面で疲労していることが伺えます。また精神面でダメージを受けているときも、手にうまく力が入らず、このような筆跡になりがちです。
新型コロナウイルスの対応など、体力も精神も疲弊しているはず……。休めるときに休んでほしいと願うばかりです。
総評すると、波乱万丈な生き方を好み、キレ者で華やかさがあり仕事が早いが協調性重視で責任感は今一歩足りない。そして今大変疲労している、ということが筆跡でわかりました。
ハネが大きくなると、責任感だけでなく粘り強く頑張れるように意識が変わります。名前だけでなく全体的にハネを大きく書いていただいて、これから先の任期に都民が納得できる結果を残してほしいものですね。
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<文/関由佳>
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筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。
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