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愛猫を病で亡くした4か月後、車のエンジンルームからそっくりな子猫が

亡き猫に似た子猫と“運命の出会い”

 愛猫を失った悲しみを愛猫に癒してもらった――。そんなかけがえのない体験をしたakieさんは小太郎くんの死から4か月経った頃、不思議な縁に遭遇します。ある日、車のエンジンルームから猫の鳴き声が。開けてみると、そこにいたのはなんと小太郎くんと同じカツラヘアー柄の子猫。
車のエンジンルームで鳴いていたのは小太郎くんと同じ柄の子猫!

車のエンジンルームで鳴いていたのは小太郎くんと同じ柄の子猫!

 こんな奇跡ってあるんだ……。そう思い、その子もおうちに迎えることに。「福太郎っていう名前をつけました。今は我が家の末っ子として、家族としらすに甘やかされています。性格もどことなく小太郎に似ていて。お世話になった獣医師さんとも運命を感じるねと語り合いました。」  もしかしたら小太郎くんは自分亡き後のしらすちゃんやakieさん家族が心配になり、衣替えもせずに会いに来てくれたのかもしれません。
大きくなった福太郎くん

大きくなった福太郎くん

 あの日、ゴミを必死に漁り、生きようとしていた愛猫。その姿を目にしたからこそ、akieさんは目の前に助けられる命があったら「助けたい」と色んな人が思う世の中になることを願っています。

これ以上、不幸な猫が増えないように…

「ノラ猫の寿命は短いです。すべての子が幸せなおうちに迎えられるとは限りませんし、小太郎が我が家で幸せになれたのかは小太郎にしか分かりません。でも、私は小太郎と出会ったことで猫の魅力にどっぷりとハマり、とても幸せにしてもらいました。だから、これ以上、不幸な猫が増えないよう、多くの人が室内飼いや不妊手術を徹底していけたら……と思います」
小太郎くんの愛のバトンは福太郎くんにもつながれている

小太郎くんの愛のバトンは福太郎くんにもつながれている

 小太郎くんからしらすちゃんに渡された「優しさ」というバトンは福太郎くんに渡った後も、受け継がれていくはず。そこには、ひとりぼっちで生きてきた小太郎くんだからこそ伝えられた愛がたくさん詰め込まれていそうです。 <文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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