好きな彼の前で「も、漏れそう…」尿意に追い詰められて狂っていく私
夏といえば、祭りに海水浴、花火大会。今年は新型コロナの影響で、全国的にイベントが軒並み中止となっていますが、これまでに初デートや告白など甘酸っぱい思い出を持っている方も多いのではないでしょうか。
社会人として働く箕輪由香さん(仮名・24歳)も大学生時代に、真夏の夜の海で初恋の先輩に告白したというなんとも甘酸っぱい思い出の持ち主です。
しかし、予期せぬ邪魔者に散々振り回されることになるのです。
そう、その邪魔者とは、ズバリ「尿意」……!
「大学3年生の夏、同じサークルでずっと好きだった一つ上の先輩と二人で食事に行ったんです。自然豊かなちょっと田舎まで行って、二人だけの時間を堪能(たんのう)して。その帰りに『少し歩くけど、海でも散歩しないか?』と言われて、もうこれは告白するしかない! と最高のシチュエーションに浮かれていたのですが……」
手に持ったビニール袋には何本かの線香花火と、ちょっとほろよいになる甘いお酒。
こんな最高の状況なら「むしろ向こうから告白されるかも」とかなり舞い上がっていたそうです。
「どんどん日が暮れて、赤く、そして薄暗くなる海。二人で線香花火をもってしゃがみ込んで、自然と近くなる距離。そしてときめきを加速させる、ほんのり甘いアルコール……。
こんなのもうどちらからにせよ、100%告白タイムでしょ! という状況でした。サークル内の噂では、先輩も私のことを気になってくれているという話も聞いていたので、テンションも自然と上がるじゃないですか。
でも、でも、そんなときに私が猛烈な“尿意”に襲われたんです」
二人の周りには海と砂浜しかなく、とにかく自然豊かな場所。
しかし容赦なく尿意は襲ってきます。
「近くのコンビニは!?」……スマホでググっても、近くにコンビニは見当たらず、
「駅へ戻るか!?」……最寄りの駅までは徒歩で20分以上はかかってしまう。
「その辺の草むらで!?」……周辺に草むらはなく、大好きな先輩の前で開放的すぎる行為なんてできません。
なによりも、この最高の雰囲気を少しでも壊したくないという思いから、トイレに行きたいということを言い出せなかったそうです。
海で二人きり。告白するしかない雰囲気にドキドキ
