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“自撮り”がレベル高すぎっ。会社員女性が10秒セルフタイマーで生みだす芸術

大学の写真サークルで、撮影の楽しさに目覚める

――普段、会社員をされているとは驚きです。てっきりカメラ関係のお仕事をされていると思っていました。
Rinatyさん

撮影・モデル・ヘアメイク・編集:Rinatyさん

Rinaty「学生時代は土木系の勉強をしていて、都市計画系の会社に就職をしたので、セルフポートレートともカメラとも無縁の仕事をしています。大学で写真サークルに入って、ゆるく活動はしていたんですけど、去年の夏頃から本格的にセルフポートレートを始めました」 ――セルフポートレートを始めたきっかけはなんだったのでしょうか。 Rinaty「学生のときに『入会したら、焼肉をおごってあげる』という、先輩の甘い誘いにのって写真サークルに入会したのですが、照明機材を集めるようになって、光で作品の世界が大きく変わることに感動して、そこから撮影にハマりました。  最初は、モデルさんを撮影していたんですけど、雨の中とか厳しい撮影環境だと、モデルの方に迷惑をかけてしまうと思い、本番前に自分を練習台にするようにしたんです。それで自分を撮影していくうちに、『撮影もモデルも編集も、一人で全部できたらかっこいいな』と思うようになって、今に至りました」

撮影の技術は「YouTube動画で学んだ」

――モデルはもちろんですが、撮影や編集、ヘアメイクも一人でされていらっしゃいますが、技術はどうやって取得されているのですか?
Rinatyさん

撮影・モデル・ヘアメイク・編集:Rinatyさん

Rinaty「最初は、YouTubeを見て基本的なことを覚えていきました。その後は、写真展に参加して、一緒に参加しているカメラマンさんと仲良くなって、情報交換や勉強会をして覚えていきました。ヘア・メイクも同じで、普段からメイクやアートメイクのYouTubeやInstagramを見ながら、見様見真似で覚えていきました。あとはコスプレーヤーさんと仲良くなって、衣装やメイクのことを教えてもらっています」 ――ほぼ独学でここまできたのがすごいですね! 衣装や撮影費用などは、全部自腹ですか。 Rinaty「はい、趣味の世界なので全部自腹です。フリマアプリでドレスを買ったりして工夫しています。レンズ代の他にも、撮影場所に行くための交通費などもかかり、けっこう馬鹿にならない金額なので、撮影のために本業の仕事を一生懸命がんばっています(笑)。お金も含めて大変なことが多いのですが、セルフポートレートをとるのが楽しくて楽しくて仕方ないので、続けているといった感じです」
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撮影の裏では、猛ダッシュしたり機材を放り投げたり(笑)
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