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“自撮り”がレベル高すぎっ。会社員女性が10秒セルフタイマーで生みだす芸術

セルフポートレート撮影の“舞台裏”

――Twitterなどで、セルフポートレートの舞台裏も公開されていますよね。猛ダッシュしたり機材を放り投げたりと、美しい写真のくすりと笑える裏側が垣間見えて楽しいです。 Rinaty「ありがとうございます! フォロワーさんからも、『楽しい』『おもしろい』と、うれしい反響をたくさんもらいました。セルフポートレートの際に、特別な道具を使っているわけではないので、工夫次第でセルフポートレートはとれるよ、という舞台裏を見てもらえればなと思っています」 ――だいだい、1カットをとるのにどれくらいの時間をかけていますか。 Rinaty「撮影自体は、セッティングから撤収まで丸一日かけています。撮影場所や時間帯によっては徹夜することもあります。1カットにかける時間は、10秒セルフタイマーを使って、20分くらいでしょうか。一人でカメラを設置して、一人でポーズをしています。だんだん撮影することに慣れてきて、今ではそれくらいの時間で撮れるようになりました」

自分を一番美しく撮れるのは、自分でありたい

――セルフポートレートを撮るときのこだわりなどありますか。 Rinaty「セルフポートレートを撮るときは、『自分をこの世で一番美しく撮れるのは、自分でありたい』と思って、撮影に挑んでいます。というのも私自信、自分の顔にすごくコンプレックスがあって、落ち込むことが多かったのですが、美しい景色の中で撮影したり、角度を少し変えるだけで、嫌いだった自分の顔が少しずつ好きになっていったんです。『なんだ、自分にもこんないい瞬間あるじゃん』って。  だからこそ、いかに美しい自分の瞬間を引き出せるか、角度や背景など日々研究しています。そういう意味でも絶景などの、日常ではない場所に身を置いて撮影することが好きです」
Rinatyさん

撮影・モデル・ヘアメイク・編集:Rinatyさん

――自分を一番美しく撮れるのは自分でありたい、ってとても素敵な言葉ですね。 Rinaty「年齢を重ねていく中で、その時その時で一番美しい自分を見つけていきたいし、もっともっと素敵な写真を撮れるようになりたいです。自分の素敵な瞬間を自分自身で見つけてあげたいなと思います」

DIYで撮影スタジオを準備中

――今後、Rinatyさんが挑戦したいことなどはありますか。 Rinaty「実は今、DIYで撮影スタジオを作っているんです。このスタジオを完成させて、セルフポートレートの幅を広げたいなと思います。あとはもっと勉強して、経験を積んでよりいいセルフポートレートが撮れるようになりたいです。そして、セルフポートレートというジャンルを、広くいろんな人に知ってもらえるように活動していきたいなと思っています」 ――夢が広がりますね!! スタジオまで自分で作ってしまうとは、一人でなんでもやってしまう行動力と実行力がすごいです。  一人で全てをこなす姿はもちろんですが、知りたいことは自ら学び、学ぶ仲間を増やしてさらに技術を磨いていくRinatyさんの行動力に脱帽です。そして、「盛る」「加工する」とは別の視点で、セルフポートレートを通して、自分の美しい瞬間を自分で見つけ出す、という発想に眼から鱗でした。  美しい写真を通して、前向きに活動を続けていくRinatyさんに元気ももらえそうです。 Rinaty 「自分を最も美しく撮れるのは自分でありたい」「自分が入ってみたい世界は自分で作る」をテーマに、10秒セルフタイマーを使って全国各地で自分自身を撮影。撮影・モデル・ヘアメイク・編集を全て1人で行う。 <取材・文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。Twitter:@YlujuzJvzsLUwkB
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