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大嫌いな父と正反対の男性を選んだ女性、婚約2年で結婚に踏み切れない胸中

結婚相手の基準を「父親」に求めるのは危険かもしれない

 もちろん彼のことが嫌いになったわけではない。ギスギスした心を抱えたとき、彼に会うとほっとするし彼を愛しいとも思う。彼は「いつ結婚する?」とは言わない。それだけに「結婚」という決断を自分だけで下していいのかどうか、それが彼のためにはならないかもしれないとも感じている。今年中には結論を出したいとマナさんは言うが、今は五分五分、どちらにも決めがたいと苦しそうに言った。 「父と正反対の人」であろうと「父と同じような人」であろうと、結婚相手の基準を「父親」に求めるのは危険かもしれない。パートナーを選ぶときは、父親との関係を切り離して、目の前の人物を客観的に自分なりの直感と理屈のバランスをとりながら判断すべきなのではないだろうか。 ―シリーズ「結婚の失敗学~相手選びの失敗」― <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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