ヒゲのカールだけでなく、ジジは表情の豊かさでバズることも多いもの。中でも、反響が大きかったのは、昨年の冬に投稿したあるツイート。

「ねえ、自分からお風呂のぞきに来たのに、気まずい顔するのやめて!笑」(画像:ゆあ@yunc24291 Twitterより)
なかなかお風呂から出てこない筆者を監視しに来たジジは、裸だとは思っていなかったのか、目が合った途端になぜか視線をそらし、「見てませんよアピール」。
猫も見てはいけないものを見てしまった時は、気まずさを感じるのかも…。ジジのこの表情を見ると、そんな気持ちになり、改めて猫の賢さを実感させられました。
ちなみに、ジジはキャットステップを使ってシュールな挙手を披露してくれたことも。

(画像:ゆあ@yunc24291 Twitterより)

「うちの猫が挙手で、アピールしてくる」(画像:ゆあ@yunc24291 Twitterより)
もしかしたら、マンチカンだからこそ、手の長さをアピールしたいと思っているのかも…?
なお、我が家ではこれまで1番猫らしかったキジトラのコタロウも最近、“脱ねこ背”したため、よりカオスな日常になりそうな予感。

「ここは俺に任せて、お前は逃げろ!!」(画像:ゆあ@yunc24291 Twitterより)
今後も、愛猫たちがどんな無邪気な行動で筆者の心と体を翻弄してくれるのか楽しみです!
バズってもバズらなくても、ありのままで過ごせる「猫ライフ」を
日々、愛猫の写真を投稿していると、ありがたいことに「ツイート文が面白い」「写真とぴったり」と言ってもらえることがあります。
1枚の写真をツイートする時、できる限り心がけているのは猫の気持ちになって、その写真を見てみること。人間にとっては当たり前の名称や現象でも、猫たちの目から見れば別のものに見えたり、不思議に思えたりすることは多いはず。
例えば、「入浴」という行為ひとつ取ってみても、猫の目には「謎の水に入って出てこない飼い主」として映っている可能性も。だから、人間が持っている「こうあるべき」という常識にとらわれすぎず、「こういう時、愛猫ならどう考えるだろう」と想像し、“ねこ目線”のツイートになるよう、意識しています。

筆者とおキャット様
猫との暮らしは自分にとって、生き続ける意味。どんなに悲しいことがあっても、愛猫たちがいてくれるから頑張ろうと思うことができます。ネガティブで、いつ消えてもいいと思っていた自分が「誰かのために生きよう」と思えたのは愛猫たちと出会えたから。そして、「生きよう」が「生き続けたい」になったのは、この手で守れる存在がいることの喜びを知ったから。

「かわいい」があふれるだけの生活ではなく、大変なことや悩みももちろんあるけれど、そうした問題を通して、自分以外の命と共に生きることの尊さを学べているようにも感じます。
バズってもバズらなくても、ありのままでお互いが伸び伸びと過ごせる猫ライフを続けること。それは下僕街道を極め続ける筆者にとって、永遠の目標となっています。
<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291