Lifestyle

月収8万5千円で暮らす25歳女性の不安。TV番組制作の激務で適応障害に

仕事を増やすべきか…選択を迫られている

史菜さんが暮らすアパート

史菜さんが暮らすアパート

 そう話す史菜さんですが、現在の月収は8万5000円ほど。ひとり暮らしを続けながら住民票は実家に戻し、父親の扶養家族という扱いで健康保険証も発行してもらっているそうです。 「一緒に暮らしてないから、本当はマズいのかもしれません。ただ、実家だと祖父母もいますし、家業の工場は今も存続しているので社員の方の出入りも多く、いろいろと気を使ってしまうんです。それで家賃と生活費を自分で負担することを条件にひとり暮らしを認めてもらっていたんです」  今の給料だけではすべて賄(まかな)うことはできず、節約しても貯金を切り崩さなければ生活ができません。ですが、貯金は20万円を切っており、今の生活が維持できるのも残りわずかです。 「ひとり暮らしを続けるなら無理して仕事を増やさなきゃなりませんし、今まで通りのペースで働くなら実家に戻る。選択肢はこの2つですが、どちらも大変そうです。数か月以内には答えを出さなきゃいけないのですが、まだ決めることができなくて……」  適応障害を抱えながらも普通に働いている人は大勢いますが、それが難しい人がいるのも事実。完全に社会復帰できていないもどかしさは彼女自身が一番感じていると思いますが、決して無理をしないでほしいものです。 <文/トシタカマサ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ