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松雪泰子が40代独身OL役に「いいなあ、年下男子との恋愛」

 テレビドラマ『Mother』、映画『フラガール』『容疑者Xの献身』など、多くの作品で輝き続ける女優の松雪泰子さん。現在、最新主演作『甘いお酒でうがい』が公開中です。
『甘いお酒でうがい』松雪泰子インタビュー

松雪泰子さん

 お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうさんが、コントで演じてきたキャラクターである40代独身女性の川嶋佳子さんを主人公に、働く女性の悲喜こもごもを描いた本作。同世代の普通の女性をナチュラルに演じた松雪さんに取材し、松雪さん自身が、40代になり感じるようになったことなどを伺いました。

佳子さんは後ろ向きだけどポジティブ

――どんなところに惹かれて、出演を決めたのでしょうか。 松雪泰子(以下、松雪)「じろうさんの脚本を読ませていただときにすごく引き込まれて、集中して一気に読み上げました。言葉がすごく美しかったのですが、それと同時に、その言葉から羽ばたいてまた違う世界にたくさん広がりそうだという可能性も感じました。『勝手にふるえてろ』の大九明子監督と、この脚本の世界が合わさったら、どんなものが生まれるだろうとワクワクして、ぜひとお返事しました」
佳子さんは後ろ向きだけどポジティブ

『甘いお酒でうがい』より

――佳子さんを演じるにあたって、どんなことがヒントになりましたか? 松雪「ポスターにも書かれている『今、いちばん まっすぐ立ててる気がする。』という言葉はとても印象的でしたね。全編を通して、モノローグで心の中に起きていることを綴っていくので、人物造形としてははっきりしていました。複雑なんだけどユーモアがあって、後ろ向きだけどポジティブ。面白い人だなと。そうした独特のムードが出せたらいいなと思いました」

掃除するときは「ありがとう」と言いながら

――佳子さんの感覚や視点で、新鮮だった部分はありますか?
掃除するときは「ありがとう」と言いながら

『甘いお酒でうがい』より

松雪「これから体験するだろう様々な大変なことを先に味わってもらおうと、新しいハイヒールをあえて雨の日に履いておろすんです。『なるほどな』と」 ――ではよく頷けたところはありましたか? 松雪「モノに愛着を持って、存在としてとても大切にしているところ。そこに感謝したり話しかけたりする感覚はよく分かります。私もたとえば掃除をするとき、モノに『ありがとう』と言いながら掃除しています
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