「男の人は、家事育児が無限にあるのがわかってない」
確かに、同アンケートでは「家に帰りたくない」と答えた人のうち、家事・育児に対して6割の人が「全面的に協力している」もしくは「やや協力している」と答えていました。これに対して田野さんは……。

「
男の人は家事育児は無限にあるのがわかってないんです! ゴミ出ししてたまに食器洗っただけで『家事手伝ってる』って言うし、子どもをお風呂に入れて休日に遊んであげてるだけで『育児頑張ってる』って言いますから。
元夫は、休日に子供を遊びに連れて行く場所だけはいつも入念にリサーチしていて、それだけで『俺ばっかり息子の教育のことを熱心に考えてる』と言ってきたときは、のけぞりましたよ。こっちはリサーチする時間もないくらい雑事に追われてるんだけど? スムーズに出かけるための御膳立ては全部私がやってるんだけど?と、いま思い出しても腹立たしいです。
妻にギャンギャン怒られて、家の空気が悪くなるのが耐えられないという気持ちはわからなくもないです。でも私だって家にいたくないことはあるのは同じなのに、本当に身勝手だと思います」
家事育児の認識の差が夫婦のすれ違いをうみ、夫がフラリーマン化してしまうようです。しかし、フラリーマンであることは一概に悪とはいえないと亀山氏。
「田野さんのような人もいる一方で、夫がフラリーマンでいることが夫婦円満になっている家庭もあります。
夫が早く帰ってきて家のことを手伝うよりも、平日は飲みに行って家で食事するのは週末くらい、という距離感がちょうどいい。夫がなるべく家にいないほうが、妻も気楽なんですよね。
出張にしても、一か月まるまるいなくてもよくて、出張が減るとイラつくという奥さんの話はよく聞きます。
『亭主元気で留守がいい』は現代にも通用していると感じますね。特にコロナ禍では、家にずっといることがお互いのストレスになっていたので、フラリーマンのほうが都合がいいという妻は多かったはずです」(亀山氏)
夫婦の形はそれぞれ。あなたにとって、フラリーマンはアリですか? ナシですか?
【亀山早苗】
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『
復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2020年9月1日~2日
有効回答者数:35歳~55歳 既婚男性3048名
<文/ツマミ具依>