そんな林さんの相談所には、どんな人が入会するのでしょうか?
「同じ駅前に安い結婚相談所があるんです。そこに入会したけれどうまくいかなくて、うちに来た人が何人かいますね。そこは入会金1万2千円で、月会費5000円、お見合い料は別途かかるようです」
入会金1万2千円は安いのでしょうか?結婚相談所HPに「低価格が特徴です」と記載があることが多いのですが、マッチングアプリがこれだけ普及している中、その額を低価格と一般ユーザーは認識しないと思います。
ちなみに、林さんの相談所は入会金が3万円、月会費が1万円、相談所で出会った人と結婚が決まれば成婚料が別途必要になるという料金体系です。入会金が10万円前後するところと比較すれば安いかもしれないけれど、マッチングアプリと比較したら高い。
会員の出費は結婚に至らなくても年間トータル15万円
会員の出費は結婚に至らなくても年間トータル15万円かかります。安くはないお金を払っているのに、相談所をパート感覚や片手間で運営していると知ったら幻滅するのではないでしょうか?
「今まであまり覚悟を持たずに仕事をしてきて、ちょっと変わった方だと思っても断らずに入会してもらっていました。でも、これからは結婚をお世話したいと思える人だけに入会してもらい、運営方法も改善していく予定です」
最後に、林さんに、やめた方がいい相談所の特徴を聞いてみました。
「
仲人が自身の写真やプロフィールを載せていないところはやめた方がいいですね。公開したがらない方も多いですが、仲人との相性は大きいと思うので。ただしHPと実物が乖離している場合もあるので、必ず会って話を聞いてみた方がいいです」
結婚のお世話をしたい方のタイプを尋ねたところ「不器用だけど頑張りたい、真面目な人」とのことでした。林さんの相談所から成婚者が出るのは、一体いつになるのでしょうか?
<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt