アルコ&ピース平子「嫁を振り向かせるためにイタリア人を目指しています」
お笑いコンビ「アルコ&ピース」平子祐希さんの初の著書『今日も嫁を口説こうか』が10月末に刊行されました。
愛妻家として知られる平子さんが、パートナーに愛情を伝えることの大切さや夫婦愛を夫の視点から説いている今作。夫婦円満の秘訣や、夫から愛されるヒントがたっぷり詰まっています。
そこで女子SPA!では平子さんに、夫婦愛について相談に乗ってもらうことにしました!
つかみとして、「著書を何冊くらい売りたいですか?」と尋ねれば「600冊くらいですかね」と謙虚すぎる回答が(実際は人気で重版出来です!)。「事務所の先輩の有吉弘行さんは何か言ってましたか?」と聞くと「読まないで欲しいです。ここ(奥さん関連)のフィールドには踏み込まないでいい!」と、シャイな一面も覗かせる平子さん。
さて、さっそく平子さんに、夫との関係性に悩める女性たちの相談をぶつけてみましょう。
相談者:祐子(仮名)35歳・事務員
4歳年上の夫が私のことを人前でディスることが嫌でたまりません。2人きりの時に言うことはないのですが、共通の友人たちとの飲み会で、私と同じ名前の女性がいたら「ブスな方のゆうこ」と言ったりします。
また、年齢が話題になっているわけでもないのに、わざわざ私のことを「おばさん」と呼んだり、同席した女性を私を比較に出して持ち上げて褒めたり……。夫本人にはやめてくれるようきちんと話したことも何度かあるのですが、「冗談じゃん」といってまじめに取り合ってくれません。
周りに相談しても、「旦那さんなりの親愛の情の示し方、愛情表現だよ」と、的はずれなことを言われてしまいます。私は本当に本当に嫌なのです。夫にどうすればやめさせることができるでしょうか?
平子「こういう男性、多いですね。日本人は謙遜(けんそん)を美徳としているせいでしょう。芸人の僕がいうのもアレなんですけど、こういう男って笑いの取り方の武器が少ないだけなんですよ。
正直、男は冗談として流せる程度じゃないと口にできないんですよね。きっと、この旦那も気が弱くてジョークのボキャブラリーが狭い人なんだと思います。身内に頼り切ってるもん。
でも、きっとこのご夫婦は仲は良いんだと思いますよ。旦那さんがアラフォーなら、まだまだ精神年齢は低いはず。あと数年経てばデリカシーが備わってくるのでは。
男なんて、結局は永遠にガキなんですよね。女性が率いてあげないとランクアップができない。だから、しっかり時間をかけてダンディズムを教えてあげてください。めちゃくちゃ上からでいいと思いますよ。
僕は女性へのエスコートって、自分をいかによく見せるかの所作のひとつでもあると思ってるんです。言ってみれば、僕の場合は嫁を振り向かせるために行うこと。それを突き詰めて考えた時に『イタリア人』に行きつきました。
なので、この旦那に言いたいのはストレートにイタリア人に学べ!ってことですかね。まあ、イタリア人=僕のイメージの中の紳士ってだけですけど(笑)」
夫から人前でディスられるのが嫌
夫はダンディズムをイタリア人に学べ!
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