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恋人に依存して、LINEが来ないと超不安…敏感すぎる自分「HSP」への対処法

「ちょっとした刺激にとても敏感で反応しやすい」「人の感情に敏感で共感しやすいが、影響も受けやすい」…。そういった、環境や周囲の出来事に対して敏感に反応してしまう気質の持ち主を指す、「HSP(Highly Sensitive Person)」=「とてもセンシティブ(敏感)な人」という言葉をご存じですか? うつ

5人に1人が持つ、極めて繊細な感受性

 この概念を提唱したアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士は、調査の結果、人によって程度の違いはあるものの、こうした人は全体の15~20%、つまり5人に1人に達するとしています。 HSP HSPの数少ない臨床医で近著『敏感すぎる心がスーッとラクになる本』を監修した十勝むつみのクリニック院長で精神科医の長沼睦雄氏によると、 「HSPは病気や病名ではなく、生まれ持った“気質”を指しています。気質とは心理学や精神医学の用語であり、感情的な傾向や反応に関係する人格(パーソナリティ)のひとつの側面です。育った環境や学習によって後天的に身につけるものではなく、もともと持っている“生まれつきの特徴”をあらわします」。  さらに、「社会生活の中において、繊細なHSPはストレスやなじみにくさを感じることも多いのですが、ひとつの気質として対処法を学ぶことができます。またマイナス面ばかりではなく、芸術的な“才能”としてHSPと向き合うことで、これからの生き方、考え方に活かせるのです」と話します。 敏感すぎる心がスーッとラクになる本 HSPの人は、日常のなかで様々な生きづらさを感じるそう。たとえば、恋人など親しい人に依存しすぎて、ひっきりなしにLINEを送り、返信がないと不安で仕方ない…といった人も、HSPの可能性があるというのです。そんなケースについて、長沼先生に解説してもらいました。 (以下、監修:十勝むつみのクリニック院長・長沼睦雄氏)

HSPは、恋人や配偶者に依存しすぎてしまう傾向が強い

HSP恋人編 穏やかで優しく、共感・同調しやすいHSPは人の気持ちに敏感であり警戒心も強く、親密になるのを避けているのに、相手をよく知らないうちから相手に押し切られ、いつの間にか親密な関係になってしまうことがあります。  相手のさみしさ、苦しさを感じて自分が癒やしてあげなければという潜在意識や、誰かと一緒にいなければという強迫観念が、「すぐに人を好きになってしまう」ことにすり替わってしまうのかもしれません。  こうした関係はお互いを尊重するというよりも、依存し合う「共依存」になりがちです。最初は優しかったはずの相手が、だんだんと性欲や支配欲が強くなり、HSPを振り回したりコントロールすることが増え、あるいは必要以上に寄りかかってきたりすることもあります。
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見捨てられる不安で…
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